ゲストMCが持ち込んだ企画をその場のなりゆき任せで行なっていく、内村光良とさまぁ~ずによるバラエティ番組『内村さまぁ~ず』。2015年に『内村さまぁ~ずSECOND』とタイトル変更されたこの番組の見どころは、本番で生まれるアドリブ満載のライブ感、そして3人とゲストの醸すゆるく味わいのあるやりとりだ。

10月27日には同番組のシリーズDVDが3巻同時発売となるが、こちらはなんと最長DVDリリースのギネス記録を更新中。

15年という長い間一緒にやってきた3人は、番組収録終わりのリラックスした雰囲気
の中、にこやかにインタビューに応じてくれた。

※本記事は『+act.(プラスアクト)2021年11月号』(ワニブックス:刊)より、一部を抜粋編集したものです。

内容は本番が始まるまでほぼ分からない?

――収録お疲れさまでした。ひと足先に会場へ戻ってこられた三村さんが「今日は働き過ぎました」と話されてましたが。

三村マサカズ(以下、三村)「ひとりの時、ぼそっと今日の感想を言ってしまっ
たんですよ」

内村光良(以下、内村)「あぁ、そうだったんだ。カツラや衣裳に着替える時は、
働く収録になりますよね」

大竹一樹(以下、大竹)「楽屋に入ったら、カツラがずらーっと並んでいて。あぁ、今日はめんどくせぇヤツだなって。張り切った収録だったんじゃないですか。今日は(笑)」

――毎回、ゲストの方が持ち込まれた企画を一緒にやっていくという内容ですが、企画はいつもどの段階で知らされるんですか?

三村「収録現場に来てからっていうパターンが多いですね」

大竹「現場だよね。本番直前に打ち合わせしますって言われてやるんですけど、渡されるのは紙1枚だけ。しかも、ほぼなんにも書いてないものなんです」

三村「あと、事前にマネージャーから今日は食べますとか動きますとか言われる時もあります」

内村「直前にゲストは誰々ですって言われることもありますけど、中身はあんまりわかってなかったりしますし」

三村「入り時間も直前に決まりますよね? 午前中は大丈夫だろうと思ってお医者さんを予約してたら、意外にも午前中からだって直前で言われて。マジかよ! って思ったこともありました」

大竹「スケジュールが立てられないから、早めに決めてほしいよね」

内村「決まるのが遅いわりに、カメラの台数はめっちゃ多いし」

三村「めっちゃ多い! 記者会見なのかなって思うくらいの台数があるんです」

――DVDを拝見すると、用意してある小道具を使って何かやって下さいみたいな企画もありましたが、本番で決まっていくことのほうが多いんですか?

三村「ほぼそうで、ガチなんです」

大竹「急に激しい動きをする企画があったりして。内村さんが“そんなつもりで家を出てきてない”ってよく言うんですけど、まさにそうで、こんなのやるの? ってなるというか」

内村「三村が最初に言ったのかな? 最近の名言だよね」

三村「そんなつもりで家を出てきてないって、3人とも使い出しちゃってますね。この番組の収録は軽く喋って動いて、コロナ前だったら内村さんと(収録後)飲みに行くつもりで家を出てきてるから」

大竹「たまに食べる企画とかもあるんですけど、終盤にその企画を持ってきていて。内容の面白さより、このあと飯行くのに今食うの? って言ってました(笑)」

三村「何、飯食わせてんだって? 酢を大量に飲まされたりもしたし」

大竹「そう! 俺らにとって、この番組の趣旨は本来、内村さんと飲みに行くことでしたから」

三村「と言っても1年以上行けてないんですけどね、今は」

――コロナ禍だと、打ち上げは出来ないですもんね。

大竹「だからスタッフともあんまり会話出来ないですし、誰なのかわからないこともあると言いますか」

内村「新しいスタッフの方が3人くらい入ってきてるんですけど、最近はマスクをしてるから顔があんまりわからなくて。特に女性に取ってみて(顔を見せて)っていうのも失礼だし、コミュニケーションが取りづらくなってしまいましたよね」

大竹「この番組でデビューしたディレクターは、内村さんと話せるチャンスがあったのにね?」

三村「そう。飲むとちょっとずつですけど、本音を話してくれるというか」

大竹「(飲みの席で)こういうことをすると面白いんじゃないかとか、新しい案
が出てくることも多かったんですよ。今はそういう会話が出来ないから」

三村「もったいないですよね。……こんな話じゃなかったっけ?」

内村さんが初めて収録を休んだ回の裏側

――(笑)。いえいえ、そういうお話も伺いたかったです。DVDには2016年末から2017年初頭のものが収録されています。

三村「タイトルを見ているだけで懐かしいですね。渡辺直美とか出てくれていて」

内村「直美ちゃんはこの番組で一番がっつりとからんだかもしれない」

大竹「確かに。今、なかなか会えない人になっちゃいましたからね」

――内村さんが初めて収録を休んだ回も収められています。

内村「あの時は申し訳なかった。休んだので、この回は私の記憶に全くございま
せん」

大竹「ところが、私の記憶にも全くございません!」

三村「八百屋さんでやってるみたいなんだけど……謎の回だなぁ」

――ゲストがオアシズの光浦靖子さんとアンタッチャブルの柴田(英嗣)さんで、ジェスチャーゲームとかしながら食材を集めてそれぞれの作った料理を振舞うという内容でした。

内村「俺がいないと、不思議とさまぁ~ずの番組になるんだよね。さまぁ~ずが他局でやってる、色んな番組を彷彿させる内容になるというか。だから、私は(この番組に)非常に重要なんじゃないかなと思います(笑)」

三村「それは間違いないです! 内村さんは皆勤賞じゃないと。俺が休んでも大丈夫だし、大竹さんが休んでも大丈夫なんですけど、内村さんという大事な人が欠けてしまうと番組自体が違うものになってしまうんですよ」

内村「何、その自分達は休んでもいいみたいな感じ。今後の願望を言ってるんでしょ?」

三村「プロ野球の日本シリーズあたりに休みたいなぁってね」

――内村さんのいる回といない回を見比べて、その感覚を確かめてほしいですね。

三村「そうしてもらえると楽しいかもしれないです」

内村光良さん、さまぁ~ずさんへのインタビュー記事は、10月12日発売の『+act. (プラスアクト) 2021年11月号』に全文掲載されています。