テクニカルライター・田中拓也の『人生変えちゃうアプリ!』。いろいろとアイデアや考えは出るけど頭の中で散らかってしまう人や、紙に書きだしている人におススメなアプリ「XMind(エックスマインド)」を紹介します。
スマホでアイデアや考えを整理する
アイデアや考えていることを整理したいとき、紙やペンを使って書き出す人は多いと思います。「XMind」は、そうしたときにスマートフォンでマインドマップを作成し、考えを整理できるツールです。
マインドマップは、頭の中で考えていることを記述するメモの一種です。中央のトピックを起点に、放射状にアイデアを配置していきます。1枚のノートを見るだけで、考えたことを俯瞰して眺められるというメリットがあります。
「XMind」は、マインドマップだけでなく、ロジックツリーや組織図など、目的に応じてさまざまなマップが作成可能です。アイデアの整理だけでなく、資料作成などでも即戦力となるアプリです。
8種類のフォーマットに対応
アプリを起動して「書類を作成」をタップすると、作りたいマップのテンプレートを選ぶ画面になります。マインドマップを筆頭に、ロジック図(ロジックツリー)、ブレイスマップ、組織図(ツリーマップ)、ツリーチャート(フローチャート)、魚骨図など8種類のフォーマットをサポートしています。
テンプレートを選んだら、内容を埋めていきます。「マップ」を選んだ場合は、中央のトピックを中心にブランチ(枝)を伸ばしていきます。ブランチを増やしたり伸ばしたりするには、トピックを選択して、右下にあるアイコンを押すだけです。また、伸ばしたサブトピックの並べ替えや移動などは直感的に行えます。
カスタマイズ機能が豊富
挿入したトピックの色や背景、ブランチの色や形などは自由にカスタマイズが可能です。単色でまとめたり、マルチカラーでカラフルに見せたりと自由です。
また「+」をタップすると、図をわかりやすくするマーカーやラベルなどさまざまな要素を挿入できます。手描きではうまくイラストを描けないという人も、きれいなマップを作れるので、ぜひ活用したい機能です。
「XMind」では、書き出したトピックをアウトラインとして取り出すことも可能です。マップの構造そのままで出力されるため、新たに概要を起こしたりする必要がありません。別のチャートへ落とし込みたいときなどにも役立つでしょう。
なお、作ったマップは「Xmind」形式のほか画像(PNG)やPDF、マークダウン形式で出力することが可能です。
「XMind」は一部の有料機能を除いて、オープンソースで作られていて、すべてのテンプレートが無料で利用可能です。デザイン的にも洗練されているので、きれいな図を作りたい人におすすめです。