将来の夢が保育士からキャスターに変わった理由
この記事を読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。こんにちは。ウェザーニュースキャスターの高山奈々です。
ウェザーニュースは、24時間365日生放送で気象情報をお伝えでしている番組で、皆さんから送って頂いたウェザーリポートをご紹介しながら、その日のお天気や翌日以降の予報をお伝えしています。
「今あそこでは雨が降っているのか!」「あ、今日は寒いのか」など、生放送でリアルタイムに視聴者との双方向なやり取りが魅力だと思っています。皆さんとより近い感覚でお伝えできますが、その分「あ! 噛んだ」など突っ込まれることも(笑)。
それでも「奈々ちゃんが言ってたから実践してみたよ!」「これ役に立ったよ!」という言葉をいただくと、皆さんのお役に立てて良かったと思いますし、毎日、とてもやりがいを感じています。
高校を出たあとは、保育士になるつもりで専門学校に入りました。地元でモデルのお仕事もさせていただいていたのですが、そんなある日、ウェザーニュースのキャスター募集を知ったんです。
それまで将来について漠然としか考えていなかったし、保育士になることは夢でした。でも、そのとき初めて「何かを伝えるお仕事をしたい」と思ったんですね。私なんかが目指せるものではないと思っていたお天気キャスターになれるかもしれない、という思いが日に日に強くなっていったんです。
でも「受けたい」とは思ったものの、とても不安で……。だって、地元の新潟を出たこともありませんし、社会人経験もありませんでしたから。
そのときに背中を押してくれたのは親でした。キャスターに合格してから最初の半年は、東京と新潟の行ったり来たりで、体力的にも辛かったんですが、いつも応援をしてくれました。応援されると、本当に力になるんですよね。いつか自分も誰かの力になりたい、そう思うようになりました。