こんにちは!風の時代に舞い降りました!風野又二朗です!
1月の末からグッと気温が冷えこんできましたね。ちょうど、このコラムを書いている時に、ものすごい寒波がやってきました。
気温が一番冷えるのが水曜日だったものですから、水曜日の寒波ネラになるなあなんて、どうでもいいことを考えていたのですが。
東京は思っていたほどではなく、寒いけれど。といった感じでした。
ただ、北海道や北陸、日本海側などでは大きく被害があったり、交通機関や生活にも影響が出ているというニュースを見ました。まだまだ2月も始まったばかり。どうかお気をつけて、生活してください。
しかし、電気代がぐんぐん上がっていますよね。月の電気代が10万を越えた!というニュースも見ました!これは本当にやばい。調べればすぐに出てくるのですが、様々な世界情勢が絡んできているようですよね。
対岸の火事ではない、家のブレーカーまできてるというか。より大きく、広い視野で世界を見ていかなくてはいけない、そんな時代になったような気がしています。
映画【バタフライエフェクト】のような。蝶が飛ぶ、それだけのことでそこから先に繋がる様々なことが起きていく。海の向こうでは、蝶が飛んでいるどころじゃないですから。それは、電気代が跳ね上がってもおかしくないのかな、なんて思います。
いやそれでも、高い!電気ガス水道は、生活のインフラですから、命に関わるお金ですから、早く適正価格になる事を望んでいます。
ちなみに、風野は湯たんぽ買いました!湯たんぽは良いですよ。あったかいし、なんだか日本の歴史を感じるというか、文化を感じなら、温まれる。節電しながら暖を取っていきたいと思います。
先日、舞台【ジョン王】を観劇してきました。
これは、彩の国シェイクスピアシリーズです。シェイクスピアの全37戯曲を完全上演するシリーズで、1998年から始まり、芸術監督の蜷川幸雄さんが演出されてきたシリーズを、吉田鋼太郎さんが2代目芸術監督として引き継いで上演されているものです。
本当は、2020年に上演予定だったものが中止、延期になり、2022年の年末から上演がスタートしました。
はっきり言って、素晴らしいものを見ました。凄まじさとはこの事かと思いました。
僕は、勉強不足で【ジョン王】という戯曲について、全く知らなかったです。シェイクスピアのシリーズの中でも、ロミオとジュリエットやハムレットなどに比べると、上演回数も少ない戯曲だし、認知度も低いと思うのですが、とても作品に引き込まれました。
昨年、演出の吉田さんとたまたまお話しする機会があったのですが、今、世界で起きている争いについてお話しされていました。内容はお話しできないのですが、あの争いが起きてなければ、この演出にはなってなかったんだろうなと思います。
そして、出演されている俳優の皆さんのお芝居が、熱量がとんでもなかったです。これは2年間蓄積されたものもあるでしょうし。主演の小栗旬さんは、その間に大河ドラマの主演をされた。これだけでも、大きな違いになっているんだと思いました。
僕は、1月の中旬に観劇したのですが、1月上旬の上演は体調不良の方が出て中止になっていました。これは、時代的に本当にしょうがない事なんですが、そういったニュースを見るたびに胸が締め付けられます。
そんな事も含めて、今日が最後かもしれないという緊張感とか、気迫とか、目には見えないものが劇場を埋め尽くしていました。
きっと、上演されていたら2020も、その時にしかできない素晴らしいものだったとは思うのですが、あんな事やそんな事、信じられない事が起きてしまった。それでも乗り越えて演劇をやっている人たちの生き様みたいなものを観ました。
舞台を観劇するときはいつも、そこにいる、生で今やっているという興奮もあるですが、この【ジョン王】は、さらに今しかできなかった演出で、この瞬間に賭けた俳優たちが迫ってきました。本当にいいものを観ました。
蝶が飛んだら、電気代も上がって、物価も上がって、エンターテイメントまで変わってしまう事がある。対岸の火事ではなくて、目の前のステージまで変わってしまった。
まだまだ、これからたくさんの事が変わっていくと思います。でもね、海の向こうで起きた事ががこちらに影響するなら、こちらが起こしたちょっとした行動でも、誰かに優しくしたとか、親切にしたとか、そんな事で世界が平和になるかもしれないなと、そんな事を思いました。
頑張るぞ!
それでは、又、風の吹く日に。