テクニカルライター・田中拓也の『人生変えちゃうアプリ!』。今回ご紹介するのは、プリント類を撮影して管理するアプリ「ポスリー」です。子どもの通う保育園や幼稚園、小学校で配られる大量のプリントを簡単に整理することができる、お役立ちアプリです。

増えるプリントを子どもの名前やタグで整理できる

▲ 「ポスリー」のアイコン

保育園や幼稚園、小学校ではプリントがたくさん配られます。プリントには大切なお知らせ、子どもに持たせる物、行事の案内など、子どもたちの予定が書かれていることが多く、忘れるわけにはいきません。しかし、どこかにあるはずなのに、必要なプリントをすぐに取り出せなかったり、紛失してしまった経験をお持ちの人も多いでしょう。

「ポスリー」は、プリント類を整理できなくて困っている人のために開発されたアプリです。子どもの名前やタグ、日付などを記録することができ、いつでもどこでも取り出すことができます。写真を撮って管理している人はいるかもしれませんが、端末のカメラロールには他の写真もあるため、必要なときすぐ取り出せません。「ポスリー」なら、撮影した写真に子どもの名前やタグ、日付などを記録でき、簡単に見つけられるのが特徴です。

アプリを起動したら、画面下にある「撮影」ボタンをタップして撮影します。裏面があるものや綴じものも、すべて撮影可能です。すでに撮影済みのプリントを取り込むことはできません。プリントはその場で撮影する必要があります。

▲「撮影」をタップしてプリントを撮影する

次にホーム(トップ画面)に表示させたいエリアを指定します。指定した部分が見出しとして表示されます。プリントのタイトル部分などを指定しておくと、なんのプリントかがひと目で判別できます。

▲ホームに表示する部分を指定する

表示部分の指定が終わったら、子どもの名前や日付、タグなどを設定可能です。子どもの名前やタグをつけておくと、ホームですぐ取り出せます。また期日のある提出物などは、設定した日時に通知してくれるので安心です。

▲初回は子どもの名前を登録する。複数登録も可能
▲タグを設定したり、提出期日があれば通知もしてくれる

取り込んだプリントは登録順に並び、タップすると開きます。複数枚あるときは、画面をフリックしてページを切り替えます。また画面をピンチ操作すると拡大します。細かい文字を読みたいときは拡大するとよいでしょう。

▲取り込んだプリントは日付順に表示される。子どもやタグごとに表示することが可能
▲いつでも開いて内容を確認できる

注意してほしいのは、写真の撮り方です。ポスリーには、書類の四隅を認識して切り取る機能や、歪みを修正する機能、写りをきれいに修正する機能などがありません。ですので、きれいな写真で残すのがポイントです。明るい場所でまっすぐの向きから撮影しましょう。またこのとき、撮影者やスマートフォンの影が写り込んでしまうと読みにくくなるので気をつけたいところです。