アメフラっシライブでアメフラっシを好きになってほしい
――さて、この対談は７月下旬に収録したものを４回に分けて掲載しています。つまり、この回が掲載されるときには、すでに８月15日の有観客ライブは終了しているんですね。読者の方には、そのあたりのことをご理解いただいたうえで、これからのアメフラっシについて最後に語っていただければ、と。
萌花 本当にこの先、どうなっていくのか、まったく予測がつかないんですけど、やっぱりお客さんに「会いたい」という気持ちはものすごく強いです。
――これはファンの方からしたら、嬉しすぎる一言ですよね！
萌花 この何か月間か、ずっとお客さんの前でライブができなかったですからね。
――その代わり、配信ライブがありました。ももクロの配信ライブにもゲリラ的に参加しましたし、浪江女子発組合としては『やついフェス』にも出演。初のフェスがオンライン、という珍しい体験でしたけど、あのときは「スタプラに、こんな正統派のアイドルが存在したとは！」とネットがザワつきました。
はな アハハハ！ でも、本当に浪江女子発組合ではアメフラっシとまったくイメージの違う曲だったり、振り付けだったり、衣装だったりで貴重な体験をさせていただいてます。また浪江に行きたいですね(今年の頭までは福島県のサンシャイン浪江で月に一回、定期公演を行なっていた)。
萌花 でも確かにこの半年間で、今まで私たちのことを知らなかった方たちに、ちょっとでもアメフラっシについて興味を持っていただける機会が多くなったな、とは思います。特にそれを実感したのは、ももクロさんの無観客ライブ(６月25日)に出演させていただいたときです。
――大きな反響を呼びましたよね。この連載でも急きょ、２週に渡ってライブレポートを掲載してしまったぐらいです。
萌花 私、すごくに気になったので、スタッフさんに聞いちゃったんですよ。あのときも私たちの７．18配信ライブの告知をさせていただいたんですけど「実際にチケットの売れ行きってアップしたんですか？」って。
はな おおっ、ストレート(苦笑)。
萌花 そうしたら「ももクロさんの無観客ライブのあと、グーンと売れた」って！ そういう話を聞くと、やっぱり実感が沸くし、ありがたいなぁ〜って。私、この連載で前にもお話したと思うんですけど、やっぱりライブでアメフラっシを好きになってもらいたんですよ！ 配信やSNSなどで私たちのことを知ってくださった方が、みんなライブに来れるようになる日が来たらいいなって、本当に思います！
配信ライブが大成功に終わり、半年ぶりの有観客ライブが決まった直後に収録された今回の対談。当然、２人のテンションも高めだったのだが、ソーシャルディスタンスを守り、さらにマスクをつけて……という感染対策を施しての取材だったので、正直、どこまで盛りあがるのか、と不安でもあった。特に先陣を切った愛来＆市川優月の対談が異様な熱気を帯びてしまったので、「あれに対抗できるだけのものになるのだろうか」と。しかし、結果として非常に面白い内容になった。愛来＆市川優月の対談で発覚した「新事実」の数々を別の角度から検証していく「答え合わせ」はなかなか興味深かったし、それぞれのパーソナルな部分だけでなく、それぞれの関係性もくっきりと浮かび上がってきたのではないか？ なによりも取材現場では２メートル離れて座っているのに、こうやって文章化してみると、ぴったり寄り添ってしゃべっているようにしか思えないというのが、今のアメフラっシの「いいムード」を体現してくれている。９月にはアルバム、10月にはBlu-rayとこれからリリースが続く。この連載をきっかけにアメフラっシを知ってくださったみなさんには、ぜひ音で、映像で彼女たちを体感していただきたい。いつかライブで彼女たちに会う日のために！
『毎週アメフラっシ！』は次回９/１(火)更新予定です、お楽しみに。
作詞・作曲・編曲：藤田卓也
■バカップルになりたい！
作詞：桑原永江／作曲・編曲：松浦雄太
＜配信サイト一覧＞
https://ssm.lnk.to/AMEFURASSHISpecialEditionVol7
■「メタモルフォーズ」
作詞：MEG.ME／作曲・編曲：R・O・N
https://ssm.lnk.to/amefurasshi
