マレーシアから世界へ！アイドル×女子プロレスの新フェーズとなるビッグイベント開催

日本のアイドルがマレーシアに集う！

近年、アイドルと女子プロレスの距離がググッと急接近。12月7日には格闘技の聖地・後楽園ホールで東京女子プロレスとOCHA NORMAのコラボイベント『おちゃプロ☆後楽園』の開催がアナウンスされて話題を集めているが、11月にはなぜか(！)マレーシアでアイドルと女子プロレスが合体する。　

11月15日にマレーシア・セランゴール州プタリン・ジャヤ・jioSpaceにて開催されるイベント『GOOD LIFE presents LOVE＆PEACE』。会場にはリングが組まれ、東京女子プロレスだけでなく、DDTの男子選手の試合や、現地のMYPW(マレーシア・プロレスリング)の提供試合がおこなわれるのだが、ここにニッポンのアイドルが大挙して参戦。

TIF Asiaとの協力でKLP48、NGT48(清司麗菜、西潟茉利奈、藤崎未夢、大塚七海、北村優羽、杉本萌)、そしてアップアップガールズ(プロレス)が参加。さらに元モーニング娘。の矢口真里に、フードファイターとしてもおなじみ、もえのあずきの出演も決定。さまざまな角度から令和ニッポンのカルチャーを紹介するビッグすぎる試みとなっている。

KLP48・山根涼羽がアップガールズ(プロレス)と対面

開催に先駆けて、マレーシアからKLP48のメンバー・山根涼羽が緊急来日し、東京女子プロレスの道場を訪問。というのも、イベント当日はリングの上でライブパフォーマンスをすることになるため、とにかくリングの上に立ってもらい、感覚を掴んでもらおう、という趣向。はじめてリングを目の当たりにした、という山根は興奮気味だったが、リングでのパフォーマンスについては“えっ、そうなんですか？　今、はじめて聞きました”と困惑気味。

そこで試合がある日は毎回、リング上で歌とダンスを披露しているアップアップガールズ(プロレス)の4人が実際にお手本を示しながらレクチャー。セコンドのようにリングの真横で4人のパフォーマンスを見学していた山根は激しく揺れるリングとその音に目を丸くしてびっくりしていた。

▲アップアップガールズ(プロレス)のパフォーマンスを見て驚く山根涼羽

お手本を見てもらったところで、今度は山根にリングに上がってもらい、実際に踊ってもらう。「ヘビーローテーション」をプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩と一緒に踊った(渡辺未詩はチャンピオンだけれども、現役アイドルにしてヘビーなアイドルヲタなので、教えてもらわなくてもすぐに踊れる)山根は“すごく揺れますね！　ここで踊れるのはすごい！”。渡辺未詩からリングでパフォーマンスするときの注意点を教えてもらうと“メンバーにマレー語で教えておきます！”と準備万端でイベント当時を迎えることを約束してくれた。

▲渡辺未詩(写真左)と一緒にリング上で踊る山根涼羽(写真右)

せっかくリングにあがったんだから、コーナーポストに登ってみては？　との声に“高いところはあまり……”と及び腰だった山根だが、実際に登ってみると、今まで見たことのない光景に大感動し「曲中にもがんばって登ってみたいです！」。アイドルとプロレスのハイブリッドなパフォーマンスが11月15日、マレーシアで爆誕……するかもしれない。

▲コーナーポストでポーズを取ってみせた

興奮を隠せない山根に「パフォーマンスだけでなく、いつかプロレスに挑戦してみては？」という質問が飛ぶと「人生で一回は経験してみたい」と前向きすぎる返答。これには同席した髙木三四郎も「言質はとりましたよ」とニヤリ。このイベントを機に、さらなるサプライズ展開も！？　まさにリングの魔力を垣間見た瞬間だった。

たくさんのアイドルに、アイドルにゆかりのあるゲストも参加することで、この日にしか見られないコラボレーションが実現することは必至。「マレーシアにはアイドル文化がもともとなくて、KLP48ができてから徐々に広まってきているところ。この大きなイベントでもっとマレーシアにアイドル文化を広めたい」(山根涼羽)

海外でのイベントでは言葉の壁がないプロレスは最強のコンテンツ。今年の夏、アメリカでの興行を大盛況のうちに終えている東京女子プロレスとしては、新たにアジア戦略を強化するきっかけになるかも。『今回のイベントが成功すれば、マレーシアのみならず、あらゆる国でアイドルとプロレスのコラボイベントを展開して、日本の文化をもっともっとアピールできるかもしれない』と大会プロデューサーとして奔走する川松真一朗(元・東京都議会議員にして、今大会ではプロレスラーとして試合にも出場)も早くも手応えを感じている様子。

2025年は『アイドル＆プロレス』が新しいフェーズへと突入する記念すべき年になるのか？　11月15日、マレーシアから世界へ！