テクニカルライター・田中拓也の『人生変えちゃうアプリ!』。今回ご紹介するのは、カラーパネルを動かすパズルゲームアプリ「I Love Hue Too」です。きれいなグラデーションになるように、カラーパネルを並べる知覚を活用する新感覚のゲームで、スキマ時間にプレイするのにピッタリです。
瞑想をするように没頭できるパズルゲーム
「I Love Hue Too」は、謎解きではなく知覚を駆使するパズルです。ランダムに配置されたカラーパネルを動かして、きれいなグラデーションを作ります。
「I Love Hue」というパズルゲームの第2作目にあたります。ただし前作を知らない人でも大丈夫。最新作から初めてもまったく問題ありません。
ルールはシンプルです。ランダムに配置されたカラーパネルを並べ替えて、固定されたタイルとタイルの間の色相(Hue)を、調和のとれたグラデーションにします。きれいなグラデーションにするには、スペクトル(光の波長)の順に沿ってパネルを並べ替える必要があります。
I Love Hue Tooには、派手なエフェクトはありません。しかし黙々とパネルを並べ替えてしまう中毒性があります。心地よい環境音楽を聴きながら、静かに没頭できるゲームです。
グラデーションを完成させよう
操作は簡単です。位置を交換したい2つのパネルをタップするだけです。パネルを直接ドラッグ&ドロップしても構いません。
隣にどんな色のパネルがあるかでも、見え方が変わってくるので、一発で正しい場所を見つけるのが難しいこともあります。しかし、グラデーションが整ってくるにつれて、調和の取れていないパネルは明らかに目立って見えます。違和感のあるパネルを移動して、完璧なスペクトラムを完成させましょう。
正しい場所にパネルを移動すると、周囲のパネルに溶け込むようになじむため、直感でわかります。知能ではなく知覚を利用するというのが、ありそうでなかったタイプのパズルゲームと言えます。
世界平均を超えよう
パズルを完成させるときに、意識してほしいのが世界平均です。それぞれのステージには、最小可能ムーブ数と世界平均があります。ステージを選ぶとき、右上に表示されているのが世界平均です。ペナルティはありませんが、実際のムーブ数を世界平均以下に収めるという遊び方もできます。
I Love Hue Tooには、レベルが実に900以上も用意されていますが、すべてのレベルが最初から解放されているわけではありません。実績を解除したときに獲得できるハートが一定数たまって初めて、先のステージに進めるという仕組みです。
新しいステージでは、パネルの形やパターンの並び方がさまざまに変化し、色相の変化が読みづらくなってきます。
各ステージは、どれも数分で終わるため、スキマ時間にプレイするのにピッタリです。それでいて独特の世界観にハマれるパズルゲームです。考えるのではなく、感じながらプレイを楽しんでください。