サッカー王国・静岡でリベンジマッチ!

この1年、ずっと楽しみにしていたイベントに再び参加してきました。昨年もこのコラムで書かせていただいた、静岡の民放テレビ局4社の対抗サッカー大会です!

このコラムにたびたび登場する、静岡在住の親友で枝豆農家の通称・枝豆(元清水エスパルスユースのキャプテンで、15歳くらいまで世代別代表の常連。現在は肥満)とともに、今年も助っ人として誘っていただき、SBSテレビチームの一員として参戦しました。

昨年は、前十字靱帯断裂明けということもあり、言い訳がましいコラムを書いていましたが、今年のすがや(高校大学と補欠すぎて審判が上達し、県選抜の試合に主審として招集されたり、20歳を過ぎてからレッズユースの少年たちの試合のボールボーイをする)は一味違います。この1年、日々、ボールを蹴り、昨年とは違い、どこも痛くない状態で大会を迎えました。

▲怪我も治り、完全体すがやで試合を迎えた 写真:本人提供

そして4チームの総当たりの初戦、枝豆の小野伸二さんばりのループシュート含む2ゴール、そして岡崎慎司選手リスペクトプレーヤーである僕の必殺ゴールパターン、ゴールまで5m以内シュート2本による1ゴール、1決定機逸などで勝利。

その翌週の試合は仕事で参加できなかったのですが、最終日には昨年も敗れた静岡第一テレビとの事実上の決勝戦に挑むかたちとなりました。

なぜ、この大会を1年楽しみにしていたのか? 静岡県人との草サッカーは、「本当にここは日本か? ブラジルの民放4局じゃないのか?」というくらい、東京の草サッカーとはかけ離れてレベルが高いのですが、そのなかでも静岡第一テレビがめちゃくちゃ強いのです!

チームの中心の須藤アナは、静岡学園から早稲田大ア式蹴球部というサッカーエリートで、17歳以下の日本代表で10番をつけたこともあるんです。なんていうか、もう次元が違う存在で、しかも遊びのサッカーにも関わらず守備もサボらない、そして何が厄介って、周りを固める選手たちもとにかくめちゃくちゃ上手いのです。

こっちだって、元清水商業のレギュラーとか元静岡学園とかすごい選手はたくさんいたのですが、プロになる選手が身近にいたような人たちが「なんでプロになってないの?」とざわつくくらい、圧倒的にボールを回されたのが昨年でした。

そんな静岡第一テレビに対し、SBSは試合5分前に自己紹介を軽くして「ディフェンダーできる人います?」とか即席チーム丸出し。僕は僕で

「今日はこのチームを勝たせにきました」

と挨拶をして(もちろんチーム内でだいぶ下手な部類である)初手でつまづく滑り出し。今年も勝てなさそうだなと、なんとなく思っていたところにさらなる悲報が入ります。

「相手チームのキーパー、助っ人で〇〇さん来てます」(許可取ってないので一応名前伏せます)

おいおいおい!! ただでさえめちゃくちゃ強いチームに!! この前までJリーガーだったキーパーが入ってるじゃねぇかよ(しかも長年活躍された有名な方)!!

これは厳しすぎる。……ていうか、遊びのサッカーでそのレベルが集うって、この大会どうなってんのよ。