「副業なしで食えてる芸人なんてほとんどいない」という話

芸人の正解はきっと一つではない
今の若い芸人はどうなんだろう?
爆笑問題さんのタイタン所属、X X C L U B(チョメチョメクラブ)というコンビの大島くんに聞いてみた。
大島くんは東大出身という異色の経歴を持ち、漫才のみならず映画やドラマについて話すYouTubeも人気で、執筆活動もしている。
彼は言った。
「僕は芸人になるために東大に行ったんです」
おじさん芸人には、にわかに信じがたい話だ。
「芸人になれば、いずれ本も書けるし、音楽もできる。もしかしたら映画監督だってできる可能性がある。そんな職業ありますか? だから人の目を引く『東大卒業の芸人』という肩書きが欲しかったんです」
私は絶句した。価値観が、いや、時代はここまで変わったのか?
もちろん、彼はお笑いが本当に大好きで、芸人に対してめちゃくちゃリスペクトがある。
要は人を楽しませるためなら、立場なんてどうだっていいじゃないか、ということか。
頭カチカチの私は、ガツンとハンマーで頭を殴られた気分だった。王道という見えない鎖に縛られ、葛藤を続けてきた私の芸人人生。人を笑顔にすればいいんだと開き直れたら、少しは胸を張れるかもしれない。
あの頃の、南川青年に言いたい。「今はキングオブコントのチャンピオンだって、副業でカレー屋をやる時代なんだよ」と。
(構成:キンマサタカ)
『みなみかわのないないはなし』は、次回9/27(火)更新予定です。お楽しみに!!
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