カカロニ・すがやエディオンピースウイング広島へ！
サッカーを愛する皆さん、今年もJリーグが開幕しましたね。
開幕戦のなかでも、ついに広島の市街地に誕生したサポーター待望のサッカー専用スタジアム「エディオンピースウイング広島」で開催された試合は、最注目のカードではないでしょうか。
というわけで、今回は僕が愛する今季ベスト補強クラブの浦和レッズと、次いで愛する今季優勝候補筆頭のサンフレッチェ広島が開幕戦を戦う広島へ家族と訪れた旅行記、そしてスタジアムレポを記そうと思います。
まだ1歳8か月の娘と3時間半の新幹線の旅……。「アレー！ アレー！ 〇〇ちゃん！ アレー！」と、自分のチャントを歌う様子を微笑ましく思う余裕などなく、持ち込んだオモチャを次々と起用して、必死で沈黙させて試合前日の広島へ到着。そのまま宮島観光へ。
広島の人以外にはあまり馴染みがない「揚げもみじ」が美味しい。文字通り、もみじ饅頭を揚げています。サクッとホカホカ、味も多彩。
ピースウイングのスタグル(スタジアムグルメ)は、世界のグルメを味わえるのが売りですが、アウェーサポとしては、ご当地のB級グルメや軽食もうれしいので、「揚げもみじ」どうですか？ ピースウイングさん！
観光中は「写真撮っていただけませんか？」とお願いした方のバッグに、レッズのグッズがついているなど、浦和サポーターと視認できる方がたくさんいました。
手渡した妻のスマホケースに挿入された興梠選手のカードを見て「明日、勝ちましょうね！」と声を掛け合い、観光中も開幕へのワクワクは増すばかりです。
夜は広島出身の友達の勧めもあって『常太郎』というお好み焼き屋さんへ。早い時間に店内に入ったので、お客さんはまだまばら。そのなかのおひとりは、30番の浦和のユニフォームを着用した品のあるおねえさま。子どもの相手もしてくれて、めちゃくちゃステキな方でした。
宮島もそうですが、遠方アウェーほど好きなチームのサポーターと交流ができるのは、サポーターあるあるですね。
常太郎さんも、当時まだ店内が空いていたのもあるかもしれませんが、メニューの一部を赤ちゃん用に調味料を抜いて出してくれるなど最高のホスピタリティ。
このコラムを読んでくれている皆さん、スタジアムから歩いていける距離(埼スタから浦和美園駅くらい)なので、試合後はぜひ。
ちなみに、全メニュー美味しかったんですが、広島のご当地料理のコウネと牡蠣バター、看板メニューのお好み焼きが特に美味しかったです。牡蠣バターはスタグルで出すとなると大変なのかな？ であれば、コウネをぜひともアウェー側スタグルに起用してほしい！ 関係者さーん！！
しかし、こうしてスタジアムの近くに繁華街があるというのは本当にいいですね。僕は前日でしたが、試合後に両チームのサポーターが街に繰り出すのは商業的にも素晴らしいし、サポーターとしても街ごと楽しめるというのは、それぞれ頭の中にあるであろう「行きたいアウェーランキング」で急上昇間違いなしです！
ところで、町田GIONスタジアムで開催されたFC町田ゼルビア対ガンバ大阪の開幕戦では、交通の面で少しトラブルがあったみたいですね。とんとん拍子で強くなりすぎて大変かと思うけど、次はアクセス面を頑張っていこーぜ。
でも、オリジナル10のクラブもゆっくりやりましたから、焦らずね。広島も紆余曲折ありましたから。本当に3連覇したときは痺れましたよ。以前、町田GIONスタジアムで試合を見ましたが、ステキなスタジアムなので多くの方に足を運んでいただきたいです。
大空翼から平和のメッセージ
そんなこんなで試合当日。スタジアム徒歩10分のホテルということで、窓を開けると目の前には原爆ドーム。その周りには朝8時にも関わらず、すでにお散歩中の浦和サポーターの姿が。
Jリーグチームはもちろんですが、広島がACLに参戦し、海外のサポーターが観戦ついでに、なんとなくだとしても、この世界遺産を見に訪れるであろうことは、広島のチームのホームスタジアムの意義としては、とても大きなものがあると感じます(スタジアムには大空翼の平和へのメッセージも)。
スタジアム方向に歩いていくと、原爆ドームから交差点を渡ったところにHIROSHIMA GATE PARKが。おしゃれなカフェなどが多く、試合後は街に繰り出し、試合前はこちらで集合してまったりするのもいいなという感じで、多くの広島サポーターが集まっていました。さて、こちらを越えるともうスタジアム。めちゃくちゃ近い！
そして、まだ完成はしていない『HiroPa』など、スタジアムと公園が一体となった『都心交流型スタジアムパーク』はきれいで、車も来ないし、お店もあるという、子ども連れにも非常にありがたい！