こたけ正義感「もっと長年できるシンプルなものがやりたい」
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弁護士としても活動するピン芸人・こたけ正義感による単独ライブツアー『弁論2026』が11月より4都市にて開催。約1万2000人という過去最大規模の動員となる話題のライブの始まりや芸人としてのスタンスなどを語ってもらった。
※本記事は『+act.(プラスアクト)2026年10月号』(ワニブックス:刊)より、一部を抜粋編集したものです。

“スタンダップコメディ”というスタイルを主軸とする彼が行なう
『弁論』
現役で弁護士をしながら芸人として活動しているピン芸人・こたけ正義感。
多くの観衆の前にマイク1本で立ち、自らの話術だけで笑いを取る“スタンダップコメディ”というスタイルを主軸とする彼が行なう『弁論』は、まさにマイク1本で話芸を繰り広げるライブだ。
―11月より今年の『弁論』がスタートします。京都ではこれまでにも開催されていましたが、宮城、福岡は今年が初めてですよね。
「宮城と福岡はライブをすること自体も初めてです。どういうお客さんが来てくれるのかなど、わからないことが多いですが楽しみです」
―どんなライブになりそうですか。
「絶賛制作中です。1週間前くらいにならないと全容はわからないんですが、これは毎回のことで。
芸人の単独ライブってそんなもんというか。先日岡野陽一さんの単独ライブを観に行ったんです。長尺コントに一緒に出ている小学生くらいの男の子がいたんですが、前日の夕方に台本をもらったと言っていたのを聞いて、そうだよなと思いました」
―入念に準備をされるタイプなのかと思っていました。
「いえいえ、むしろ1週間前に台本ができてたら優秀なほうです。できあがってしまうとあとは微調整くらいで内容自体を変えることはないんですが、僕の場合、喋りが中心なので最後の最後まで自分で書き換えられてしまう。自分の体からしか出てこないものだからこそ、ギリギリまで練ってしまうんだと思います」
―『弁論』が注目を集めるようになったきっかけのひとつに、YouTubeの無料公開があったと思います。無料で公開しようと思われたのは何か理由があったんですか。
「一昨年から無料公開をやっていまして、いろんな理由はあるんですが、単純にたくさんの方に見ていただきたいというのがあります。既存のお客さんに有料で配信ライブとして販売するよりも、見てくれる人を広げるほうがいいと思いましたし…。これは地味なポイントであるんですが、普段からお笑いライブの配信を見ている中で、個人的にプラットフォームの操作性や見え方があまり好みでないものが多いと感じていたんです。だったらYouTubeで公開するほうがいいし、グッズを頑張って売れば無料で公開してもなんとかなるというところから始めました。そこから、いろんな人が言及して下さって。芸人もそうですし、芸人以外の人もSNSで反応してくれて」
―例えば、どんな方に?
「最近ですと(小説家)の朝井リョウさんや西加奈子さんに面白かったと言ってもらえましたし、表万智さんもそうです。普段テレビやお笑いは見ないけど、『弁論』は楽しみにしているという人も増えました。僕のことを知ってもらえる機会にもなりましたし、お笑いを普段見ていない人が見てくれたのも嬉しかったですね。普段出ている寄席やお笑いライブは若い女性の方が多いんですが、『弁論』は老若男女、いろんな人が来てくれるんです」

- 写真 :
- 浦田大作
- 文 :
- 高本亜紀
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