平成生まれ、令和元年デビューのアイドルBEYOOOOONDS・島倉りかは、昭和歌謡が大好き! そんな彼女が毎回テーマごとに、紅白それぞれの楽曲を選曲。独自の視点で魅力を語り勝敗を決めます。島倉りかのお相手を務めるのは、生粋の昭和気質ワニちゃんです。

もはや神! 聖子ちゃんの楽曲で勝負

ワニ 今年ももう数時間で終わってしまいますね。りかちゃんにとって、どんな1年でしたか?

りか 自粛期間があったことで新しい発見もありましたが、舞台が延期されたり、イベントやコンサートに制限があったりと大変な年ではありましたね。

ワニ BEYOOOOONDSもデビュー2年目で飛躍の年になるはずだったのに……。

りか でもグループの活動が少なかったからこそ、よりメンバーとの絆が深まったと思えたし、それぞれの個性を生かしたお仕事も始められたので結果的には良かったです。この連載もその一つです!

ワニ ありがとうございます! では、さっそく2020年ラスト対決いきましょうか。

りか 今回は「電車、旅で聴きたい!」というテーマ。紅組は松田聖子さんの『ボン・ボヤージュ』です。

 

ワニ この時期、本当は帰省など旅に出る予定も多かったはずですが、今年は多くの方が我慢されていますよね。なので音楽で少しでも気分を味わってもらいたいです。

りか 本当にそう思います。

ワニ そして、遂に来ましたね!聖子ちゃん♡

りか 私にとっては、神様のような方です。

ワニ 聖子ちゃんで旅の曲と言えば、こちらですか?

りか ごめんなさい、これは完全に主観が(笑)。実はある日、電車で帰宅しているときに、シャッフルで音楽を聴いていたら、たまたま『ボン・ボヤージュ』が流れてきて。夕日が射す電車の窓際で聴いたこの曲……非常に贅沢な時間を味わいました。なので、私は電車に乗ると、無性にこの曲を聴きたくなるんです!

ワニ 情景にマッチし過ぎて、他が考えられないんですね(笑)。

りか また歌詞がかわいいんですよ!

ワニ 恋人との初めての旅。

りか ドキドキワクワクもしていて。

ワニ 親にも嘘をついて出掛けていますし、ドキドキ度は高まっているはず。

りか “違うレール”という歌詞から想像すると、彼の方は慣れていて彼女の方はまだ不安があるんです。でもそこを見せないようにしていたり、ぎこちなさもキュンキュンします。

ワニ 大学生くらいのイメージですかね。

りか “ペンションに着いて名前を書く時はどうするの?”という部分も凄くリアル。この年代の女の子なら共感できるような、大人の女性へと向かう第一歩っていう感じです。

ワニ 聖子ちゃんの甘い声もいいですよね~。

りか 初期の太さより、甘さが際立っていて、このかわいい楽曲にマッチしています!