TBSテレビ「ひるおび」で放送されたタイBLドラマ特集で、タインとサラワットのボーイズラブを描いた『2gether/トゥギャザー』が紹介された。主演俳優の美貌、“萌え”たっぷりのストーリーが世界中で注目され、関連動画の再生回数は8億回超え、Twitterの世界トレンド1位連発など大旋風を巻き起こしている。
何度も繰り返し見てしまう“胸キュン”シーン
『2gether』を見てタイドラマの魅力に目覚め、日本初のタイドラマ専門誌『D』(東京ニュース通信社)を創刊した田中編集長は、タイン役のウィンとサラワット役のブライトについて「2人がキャスティングされた宿命に感謝しかなくて、最高の組み合わせ、ベストパートナーと言っても過言ではない」と熱意たっぷりに絶賛。
『2gether』の魅力について、「とにかく主演の2人がイケメン」「キュンキュンのシーン連発」「物語とリンクした音楽」と、3つのポイントを挙げて解説した。
ドラマの随所にちりばめられた“胸キュン”シーンは、初めて見るときは俺様チックなサラワットのキザなセリフに聞こえる。しかし、ドラマをすべて見終わってからもう一度見返すと、そのセリフに隠されたサラワットの感情を知ることができ、1回目とは違った“萌え”を味わえると語った。
トリンドル玲奈も「BLっていうジャンルを初めて見たんですけど、すごい爽やかでかっこいいし、可愛いも詰まってるし、もちろん“キュン”も詰まってるし、ストーリにも“えっ!”てびっくりするところもあって、田中さんのお話を聞いて、もう1回見たいなって思いました」とコメント。
「還暦間近のおじさんが見てもキュンキュンしますかね?」と笑いを誘う立川志らくにも、田中編集長は「ぜひご覧ください!」と自信たっぷりにおすすめしていた。
『2gether』はタイBLの火付け役
2021年に公開された『2gether THE MOVIE』は、日本公開1周年を記念して、昨年の公開日と同じ6月4日に全国20か所の映画館で再上映される。横浜ブルク13での上映は今回が4度目で、これほどリバイバルが行われる映画は前代未聞だという。
〇映画『2gether THE MOVIE』公式サイト
書店では『2gether』が火付け役となってタイドラマの人気が急上昇したことで、タイBLドラマ専門のコーナーが設けられているところもあり、『2gether 原作小説邦訳版』『2gether コミカライズ版』(ともに小社刊)、『2gether 公式コンプリートファンブック』(KADOKAWA)、『2getherで学ぶタイ語』(JTBパブリッシング)などの関連書籍も多く発売されている。
タイ政府は、このタイドラマの人気っぷりについて「タイドラマブームはタイブームを生むチャンス」として、「胸キュンが止まらない“タイBLドラマに恋しちゃおう!”」と冠した公式ホームページを開設。ドラマのロケ地を巡るツアーのチケットは、なんと5分で完売!
観光大国であるタイは、この新型コロナの影響も大きく、この世界的なタイドラマのブームをうまく活用したいと考えているようだ。『2gether』以外にも『SOTUS/ソータス』『Love By Chance/ラブ・バイ・チャンス』『TharnType/ターン×タイプ』『Until We Meet Again/アンティル・ウィー・ミート・アゲイン』など注目の作品が多い。
ドラマや映画をまだ見たことのない人は、ぜひ魅力あるタイ作品の“沼”にハマってほしい。
〇『2gether』原作小説邦訳版全3巻 著:ジッティレイン/ 訳:佐々木 紀/装画:志村 貴子
〇『2gether』コミカライズ版 原作:ジッティレイン/ 漫画:奥嶋ひろまさ