内藤るな・高井千帆にとっての「B.O.L.T 3周年」
B.O.L.Tは7月15日に3周年を迎えた。
アイドルにとっての3周年は「まだまだ、これから!」のキャリア。中学1年生の青山菜花&白浜あやにとっては、まさにそうなのだが、内藤るな&高井千帆にとっては、また違った時間軸となってくる。
「もうどこから、どうやって数えたらいいのか、自分でもわからなくなってる」と笑う内藤るなは、すでにアイドル歴が10年を超えている。もうすぐ高井千帆も10年選手の仲間入り。そのなかにB.O.L.Tでの3年がすっぽり内包されてしまっているのだ。
そんなことを考えたのは、5月に開催された『Early Summer Tour 2022』の初日に赴いたとき。この日の会場はClub eXだったのだが、同じ品川プリンスホテルの敷地内にあるステラボウルの存在がちょっと引っかかった。
そうだ。今から9年前、ここで3B juniorのオーディションが開催されたんだっけ。相当、気合の入ったオーディションで、僕も告知用の記事として百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、安本彩花(私立恵比寿中学)、秋本帆華(TEAM SHACHI)の鼎談を雑誌でやっている。この頃はまだ、スターダストのアイドルたちがグループの垣根を越えて共演することはあまり多くなかったので、ものすごく印象に残っている取材だ。
このオーディションで誕生した3B juniorからは、たくさんのアイドルグループが派生したが、現在も活動しているのはAMEFURASSHIとB.O.L.Tの2組だけになってしまった。そのB.O.L.Tがある意味、ルーツの場所に戻ってきたんだな、と感慨に浸っていたのだが、そこにはちょっとした思い違いがあった。
「私たちはもうスターダストに入所していたので、あのオーディションには参加していないんですよ」(高井千帆)
「ちょっと記憶が定かじゃないですけど、ひょっとしたら、あの日、私たちがオープニングアクトとかやっているかもしれない」(内藤るな)
「一応、私たちには『今度、こういうグループができるけどやりますか?』という意志確認だけあって、やりたいという子たちとオーディション合格組が一緒になってできたのが3B juniorなんです」(高井千帆)
ちなみに、このときのオーディション合格組で、現在もアイドル活動をおこなっているのは、AMEFURASSHIの鈴木萌花、小島はな、市川優月の3人だけ。内藤るなと高井千帆はそれよりも前から、アイドルとして時を刻んできた。