Zeppのステージにいつか立ちたい
――8月には新曲『夏色微炭酸』がリリースされましたが、どんな曲になっていますか?
吉川 すごく爽やかで夏らしい曲です。爽やかな夏曲がずっと欲しいなと思っていたのでうれしくて。イントロの炭酸を開ける音とか、そういう夏を表現する音にもこだわっている曲だと思います。
――初めて聞いたとき、どう思いましたか?
鈴森 かわいい曲だなというのは素直に思ったんですけど、夏にいろんなイベントとか出させていただくごとに、歌詞の意味合いが変わってきたなと。特に落ちサビの「全部全部忘れたくないから」というのが、日に日に重くなっていったというか、ちゃんと意味ができてきたんじゃないかなと思いますね。
――歌詞の意味合いが変わってきたというのは?
鈴森 この夏で、今まで経験したことがないステージにも立たせていただいて、思い出がたくさん増えていくなかで、「忘れたくないから」という部分が、より強く身にしみるようになりました。これからも、この部分はすごく大切にしていきたいし、ファンの方といろんな思い出を作っていきたいなと思います。
――『TOKYO IDOL FESTIVAL』などの大きなイベントでも披露されたと思うのですが、この曲の反響はどうでしたか?
鈴森 けっこう知ってくださっていた方がすごく多い印象ですね。会場の振りコピすごくない?
吉川 すごかったね。
鈴森 この曲は、とてもわかりやすい振りになっているんですけど、披露したときに会場にいるファンの方が振りを真似してくれてうれしかったです。
――新曲がグループの新たな代表曲になるといいですね。改めてアイドルになってからの、この1年を振り返ってみて印象的な出来事を挙げるなら?
吉川 『超NATSUZOME 2022』のメインステージ争奪戦で優勝をさせていただいたんですけど、それがこの夏一番の思い出だったなというふうに思います。審査項目がいろいろとあるなかで、皆さんの応援のおかげで全部1位になることができて、すごくビックリしました。
鈴森 やっぱり、いろんな人にどんどん知っていってもらえたなと実感したターニングポイントは、『超NATSUZOME 2022』ですね。12月に半周年ライブをやったのですが、そこから半年でメンバーとしての団結力やファンの方との距離が、より深まったなというのも感じました。
――ファンの方との関係性というお話もありましたけど、ファンの方とのコミュニケーションは、この1年で慣れましたか?
吉川 慣れてない……(笑)。慣れた?
鈴森 慣れた(笑)。初期の頃は、頭がいっぱいで「わー」ってなってたよね。
吉川 すごい人見知りだったのと、これまでは知らない方たちと関わることがなかったので、いまだに緊張するときもあるんですけど、最近は楽しみながらコミュニケーションをとれています。
鈴森 実紅ちゃんの特典会は、一人一人の方を大切にしているよね。
吉川 本当? よかった!
鈴森 一人一人の目をちゃんと見て、こういうとこが好きみたいな、包んであげるような感じの特典会だなって。
吉川 ありがとう。はるなちゃんも、すごいファンの方一人一人を大切にしているというか、一人一人と向き合っている感じがします。いつも笑顔で寄り添ってあげていて、ファンの方のパワーの源になっているんじゃないかな。
――この1年で成長したなと感じる部分はありますか?
鈴森 私は加入してから価値観がすごく変わったなというか、自分で言うのもあれなんですけど、大人になったなと思うことが多くて。感情的な部分は変わらずなんですけど、いろんな立場から見られるようになったというか、冷静になって物事を考えられるようになりました。
吉川 ステージで見ていると、一人一人の表現とか歌声とかパフォーマンスが成長しているなと思いますし、内面的なところでも、はるなちゃんが言っていたように、いろんな出来事を通してみんなの見方が広がっていったり、大人になっていっているのを実感します。
鈴森 特に実紅ちゃんは外見的にも成長したというか、変わったなと思っていて、毎日メイクの研究とかしているから、どんどんかわいくなっているよね。
吉川 ありがとう(笑)!!
――10月3日には『かすてら大青春祭』が開催されますが、そこに向けての意気込みを聞かせてください。
吉川 会場のSpotify O-EASTは、対バンライブで何回か立たせていただいているんですけど、広い会場で単独ライブをするのは初めてなのですごく緊張しています。でも来てくれた人に楽しんでもらいたいというのが一番の気持ちなので、この1年半の活動を通して学んだことを全部出し切って、メンバーもお客さんも楽しめる最高のライブにしたいです。
鈴森 10月はワンマンライブに加えて、グループとして初めてのシングルとアルバムの発売もあって大事な期間になってくると思います。Spotify O-EASTに単独で立つということに不安はやっぱりあるんですけど、私たちがこの夏いろんなことを経験して乗り越えて成長したパフォーマンスを見せたいですし、新しいかすてらの姿を見てほしいですね。
――これからお二人が挑戦してみたいことはありますか?
吉川 まずは目の前のワンマンライブを成功させて、ファンの皆さんも楽しかったと言ってもらって、次はもっと大きい会場でできるようにステップアップしていきたいなと思います。
――具体的に立ってみたい会場はありますか?
吉川 私たちはZeppを目指すという宣言をしているので、Zeppにはいつか立ちたいです!
――鈴森さんはいかがですか?
鈴森 メンバーと合宿みたいな企画をしてみたいな、とずっと思っていて。その期間でこれは絶対に達成してください、みたいな目標があるなかで、みんなで泊まりとかで行って絆を深めたいなというのはずっと思っています。
――合宿でこれをしてみたいというのはありますか?
鈴森 マラソンとかやってみたいです。他のメンバーは反対しそうだけど、わざわざ過酷なことを1回してみたいなって(笑)。
吉川 (苦笑)。
――過酷なことを経験することで、より絆も深まりそうですね! 個人としてやってみたいことはありますか?
鈴森 モデルさんをやってみたいですね。アイドルさんの出ているファッション誌を見たり、ネットでお洋服を見たり、お洋服屋さんに行ったり。とにかくお洋服が好きなので、いつかはチャレンジしてみたいです。
吉川 演技の勉強がしたいです。演劇部に入っていたときは怒られっぱなしだったんですけど、これからちゃんと勉強して、人前で演技とかもできるようになりたいですし、最終的には映画やドラマにも出演できたらうれしいです。
――最後に読者やファンの方にメッセージをお願いします!
吉川 いつも応援してくださってありがとうございます。1年半頑張ってきたので『かすてら大青春祭』では少しでも成長した姿をお見せしたいです。これからも一生懸命やっていくので、見守っていてくれるととってもうれしいです。
鈴森 まずは読んでくださってありがとうございます。かすてらのことをこの記事きっかけで知ってくださる方だけじゃなく、もともと知っているよという方も、このインタビューを読んで私たちについて、もっと知りたいと思ってくれたらすごくうれしいですし、これからも止まらないかすてらを見逃さないで欲しいです。
≫≫≫ 次回9/30日(金)更新予定です。比賀ハルと渡辺萌菜が登場!!
「かすてら大青春祭」
公演日:2022年10月3日 (月) 開場 18:00 / 開演 18:45
開催場所:東京・Spotify O-EAST
詳細・チケットは→http://r-t.jp/kastella