アーティストでもあり俳優でもある高野洸が、対談を通してアートの世界に触れ、表現を学ぶ「お訪ねアトリエ」。今回のゲストは、最近では、たまごっちとのコラボでも話題を集め、様々な物を独自の視点で捉えて力強く描く画家・落合翔平さんです。

前編では、落合さんが絵を描くようになったきっかけや画材のこだわりなど、絵に対する熱い思いをお話いただきました。後編でも、おふたりならではのお話をたっぷりと伺いました。

ふたりの共通の好きなものなども明らかに! マンガやゲームなど思わぬところで盛り上がりました。

思わず集めてしまうパッケージ

高野:商品のパッケージは好きですか?

落合:めちゃくちゃ好きです。やっぱりプロダクトデザイン科だったので見ちゃいますね。文字とか配置とか。だから、描く時も全部しっかり描かないと、パッケージを作った人に悪いなって思ったりして。パッケージは結構集めてたりします。

高野:好きなパッケージってありますか? 僕は、キリンビールのクラシックラガーのデザインが好きです。

落合:あれは超かっこいい!

高野:あの、ちょっと黄色味が入っていて、赤も普通の赤じゃないのがいいなと思います。結構ビールのデザインってかっこいいの多くないですか? アサヒビールのスーパードライとかも。

落合:ビールはかっこいいですね! 僕も好きだな。あと、カップヌードル好きですね。最近、留め口が2個あるんですよ。でも、あれより昔の留め口が1つの時のほうが好きなんですよね。あと、底の裏についてた透明のシールも好きでした。

高野:あー、カップヌードルいいですね。どの味がいいとかありますか?

落合:やっぱり、ベーシックな醤油味のやつが一番好きですね。あと、大正製薬のゼナのパッケージもいいんですよ。黒と金の感じが浮世絵っぽくて。

高野:(画像を検索してみる)あー! かっこいいですね!

▲好きなパッケージに共感する高野

落合:結構、健康食品系とかカップラーメン系好きですね。ペヤングも好きです。最近見なくなっちゃったんですけど、いか焼きそば(エースコック)のパッケージも好きなんです。でも、パッケージの焼きそばの動きのある感じが難しくて…。描きたいけど、焼きそばだと思って、どうやって描こうかと。でも、いつか描こうと思います。

――いつも、落合さんはお店とかに行く時パッケージをチェックされるんですか?

落合:しますね。多分、ドラッグストアが一番色んなものが手に入るんですよ。日用品から食料品までまんべんなく揃ってて、薬のパッケージとかもめちゃくちゃかっこよくて。薬のパッケージは、昔から変わってないものが多いので、ジャパニーズレトロでかっこいいものが多いです。あと、リサイクルショップとかも、見ますね。

――じゃ、もうこれを描きたい! っていうものは、いつも日常的にあるんですか?

落合:ありますね。SNSで流れてきて、何この新商品やばいんだけど??? 買いに行かなきゃ! みたいな。

高野:手に入れるんですね。

落合:手に入れます。メルカリで買ったりとか。

高野:そうなんですね。

落合:パッケージだけ買ったりとか。箱だけ買ったりとか。メルカリはこんなものあるの?ってものまであるのでやばいっすね!(笑)

高野:はははは(笑)。そういう目でメルカリを見たことなかったです。もう、デザインのためにメルカリを使ってるんですね。

――最近買った箱はありますか?

落合:最近買った箱ですか。あ、ビーダマンかな。

高野:いいですね。

――出品している人、いるんですね。

落合:いました。

――箱だけで検索するんですか?

落合:箱だけです。中身が入っていると高いので。折りたたまれて送られてきますね。あ、あと、ルイ・ヴィトンの紙袋も結構かっこいいと思って買いましたね。結構買ってるな、俺。カバンが入っていたでっかい箱みたいなものも買いました。袋もついていて、結構高かったですね。セットで5000円くらいしたかな。結構出品する人いるんですよ。グッチとかも結構売れるみたいで。