「なかっさんと田辺」は、視聴者の“心のかゆい部分”をピンポイントでくすぐる動画を発表して、YouTubeやTikTokで人気を博している。これまで発表されてきた動画は、まるで漫画のような掛け合い、マニアックすぎるオタクネタ、学生時代の黒歴史、現代インターネットの闇などと広範囲に渡る。
ニュースクランチは、二人の出会いや動画作りへの取り組み、活動していてうれしかったことなどをインタビューしてきました。
いろいろな声を出せるからASMR系は得意ジャンル
――お二人がYouTubeやTikTokでの活動をスタートした時期を教えてください。
なかっさん 2020年にコロナ渦になって、ちょっとしたぐらい。TikTokを6月に初めて、YouTubeは9月からですね。
――たしか、お二人とも芸人をやられていましたよね? 吉……
田辺 (被せ気味に)なんの話をしてるんですか??
なかっさん お笑い芸人さん面白いですよね!
田辺 私たちは「なかっさんと田辺」なんで! それ以上でもそれ以下でもない……似てる人はいるのかもしれないですけどね!
――(すごいプロ意識だな…!)似てる人はいらっしゃるってことなんですね。
なかっさん すみません、今日はずっとこんな感じでいきます。
――わかりました(笑)。では、まずはお二人の出会いを教えてください。
なかっさん これが、どういう出会いだったか覚えてないんです。でも、すごい言い合いをした記憶があるんですよね。喧嘩したことだけはよく覚えてます。
田辺 喧嘩して。
なかっさん 言い合いして。
田辺 したかもしれないし。
なかっさん 地元のカードショップで喧嘩して言い合いして。で、そっから喋るようになったという。
田辺 細かいことは覚えてないけど、10年来の仲です。
なかっさん 大学も一緒だったって言う。
――動画作りはどのように行われていますか?
なかっさん これがですね、「なかっさんと田辺」にはもう一人いるんですよ。声だけニキっていう。
田辺 声だけニキが基本的に考えて、我々がそれを飲み込んで、砕いて、演っております。
――動画では「こういう人いるよね」ってのが上手に表現されてると思うんですよ。ナーガさん、タナトス、ナカリーヌさん、べち子、たべ君、中丸さん、棚橋さん、そのほかにも魅力的な登場人物がたくさん存在しますよね。
なかっさん カードゲームの界隈とか、現場に行って見て感じた“心のかゆい部分”を表現するというか……。
田辺 (ちょっと被せ気味に)彼らもやっぱメンバーなんで! 私たちは私たちのことしかわからないです
なかっさん ああ、やべっ…!(ちょっと焦り気味な大きめな声で) すっかり忘れてた。そうですね!! 彼らは彼らで生きてるってことなんでしょうね。
――なるほど、彼らも我々と同じ世界に存在しているわけですね。
田辺 私たちは彼らのことよくわからないんですけど!
なかっさん 自分で自分の首を絞めていきますね〜!
田辺 でも、こんな感じでいくからね!
――(徹底的にブレないなぁ…!)ASMR系の話はお二人でしたよね? 「ショタボ配信をしていたところうっかり顔バレしてしまったオタク」の回とか。
〇【なかっさんと田辺】ショタボ配信をしていたところうっかり顔バレしてしまったオタク【女性向けASMR】
田辺 あぁ、私たちですよね。元からそういう界隈があるのは知ってたんですけど。
なかっさん 我々、けっこう声がいいので。イケボとか、いろいろな声を出せるんです。得意なジャンルなんでやりやすいっていうのはありますね。
――ヘリウムガスやボイスチェンジャーで声を変えているのかなって。
なかっさん 「そうだよ、こんな感じでしゃべるんだよ!」(地声からショタボに自然と変わっていく)。
――うわぁああああ! すげえ!!!!
田辺 ちょっと待ってください! インタビュー受けるからってプロの芸人みたいに! これインタビューだから文字になるじゃないですか、だから「地声からショタボに自然と変わっていく」って。
なかっさん あれ、これ文章に残るんじゃないですか! やべっやべっ。