現在と未来を繋ぐツール

2008年の曲で、
私は当時10歳・小学4年生だったので、
歌詞を暗記して歌えるほど
存じ上げていましたが、
きっとメロディーが素敵な曲だな
でも手紙の文章を歌にしていて
変わっているな、くらいの
認識でしかその時の私は楽曲を聴けていなくて、
今回久しぶりに聴いて、
初めてこの曲の詞について
じっくり考えたんです。

今負けそうなんだ。
誰の言葉を信じたら良いのと
訴える15歳の自分、
そして、大人になっても
悲しみは避けられないけど
自分の声を信じて歩けばいい。と
答える未来の自分の
お互いに向けた手紙。

自分の15歳の時はどんなことを
苦しく思っていたのだろう、
そんな自分に対して、
今の私は力強く前向きな言葉を
かけてあげられるのか。
朝から気持ちを辿る作業をしました。

それこそ、今の私は
10代の時とは違う悩みを
持つときもあるし、
今後の人生も年を重ねながら、
その繰り返しなのだと思うけれど、
小さなことでも
少しずつ解決策、付き合い方を
見つけながら日々生きること自体を
楽しめているのかもと感じます。

傷つく事があると、
全てが悪い方向に向かっていると、
とにかく不安に駆られていたときとは
大きく変わった部分だと思います。

何年も前は文字にすると、
辛い気持ちになることが多くて、
その時書いていた日記は
もう捨ててしまったのですが、
ここ2、3年、不定期で
気が向いた時に
また日記に気持ちを
書き残すようにしているんです。

最近は立て込んでいて書けていなかったので、
『拝啓』で主人公が
過去の自分を気持ちを振りかえって
未来から返事をしているように、
私も未来の自分が今の私の言葉に
答えてあげられるように
力強く言葉に残したいと思い、
つい数日前、再び日記帳を開きました。