おまけ:サメ・飛行機・潜水艦パニックの良作

「こうきたか!」「その手があったか」など言いつつ、サメ映画を愛でる気配のサメ映画祭に水を差すようだが、特にサメ映画を愛でる気もない皆さまのために、この映画の設定であるサメ・飛行機・潜水艦パニック、それぞれの良作もご紹介しておきたい。

▲サメ映画は人気ジャンルで『ジョーズ』以外にもたくさんある イメージ:toki / PIXTA

サメパニック:『ジョーズ』

言わずと知れたサメ映画の名作。公開から来年でちょうど半世紀になるが、これを超えるサメ映画はまだない、さすがのスティーブン・スピルバーグ監督作。

飛行機パニック:『フライト』

今回の映画は嘘のような嘘の話だが、こちらは半分ほんとうで半分は説得力ある嘘。生存者が無かったアラスカ航空261便墜落事故にインスパイアされているが、映画にはデンゼル・ワシントン演じる機長の神業的な飛行がある。飛行技術だけは天才的なアル中、ドラッグ中毒の機長という設定が良い。

潜水艦パニック:『潜水艦クルクスの生存者たち』

こちらは実際にあったロシア潜水艦クルクス事故の映画化。艦内事故により沈没、薄くなっていく空気と艦にかかる水圧に耐える乗組員たち。彼らの帰りを待つ家族、事故を察知し救助に向かおうとするイギリス海軍、原子力艦であるクルクスの秘密を守ろうとするロシア……。幾重にもスリリングな事故の様子を、マティアス・スーナールツ(乗組員)、レア・セドゥ(家族)、コリン・ファース(英海軍)などオールスターキャストで見せる。