“自分たちが一番の公式だ”
麻倉:あれ、健屋さん、ストッキングも好きでしたっけ?
健屋: 好きですよ、生足も好き。
麻倉:これ確認なんですけど、にじさんじさんって、どこまで下ネタはOKなんですか?
健屋:どうなんでしょう…? とりあえず私は今のところ怒られたことはないです。
麻倉:個人的には、結構エッチな配信をしている印象があって。
健屋:ただ、前にボイスドラマを発売する時に、遊郭パロディか、吸血鬼パロディだったと思うんですけど、ちょっとこれはエッチすぎる、ってなって。カットしてくださいってなりました。
麻倉:(笑)。台本は自分で書くんですか?
健屋:自分で書く時もありますし、依頼する事もあります。ただ、自分の中では“自分たちが一番の公式だ”って気持ちで書いているんです。“自分がやるとしたら、こういうシチュエーションだったら面白いよね”というのが大事。
麻倉:間違いないですね。でもそのオタク視点を御本人がお持ちなのが素晴らしい。
健屋:一番初めに発売した二次創作寄りのボイスドラマは、リスナーさんからもシチュエーションを募りながら書いた記憶があります。
麻倉:ご自身で脚本を書けるのが凄いですよね。
健屋:いや、そんな。私、脚本の勉強した事とか1度もないんです。でも、夢小説は趣味でずっと書いてて、その時の経験だけで書いてますね。
麻倉:なにかコツなどはあるんですか?
健屋:オタク経験が長かったので、“オタクってこういうの好きだよね”というのが自分の中にあって、それを書いたら“良いね”って言ってもらえる、という感じですね。
麻倉:ちなみにオタク遍歴を聞いても良いですか?
健屋:はじまりは『家庭教師ヒットマンREBORN!』です。今でも雲雀恭弥(ひばり きょうや)の夢女子として、誕生日は毎年ケーキを食べています。
麻倉:素晴らしい! 夢女子の鏡ですね。
健屋:『家庭教師ヒットマンREBORN!』からはじまって、『D.Gray-man』も通ったし。
麻倉:うわあ~、いいなあ!
健屋:刀剣乱舞も好きですし…。薬研藤四郎くんが好き。
麻倉:ちゃんと夢女子のルートを通ってる。
健屋:夢女子※6も腐女子※7もどちらもあるかもしれない。
麻倉:轟くんは?
健屋:ふわあ~、どっちかなあ、夢かな、腐かな?轟くんは高校生だから、さすがに夢になりきれない所があって。大人と高校生だし、どっちかというと腐女子かな。

麻倉「推しどっち派ですか?」
麻倉:推しをどっちに置く派ですか? たとえば轟くんは。
健屋:推し、右派ですね。
麻倉:…一緒だ…!!!
――ちょっとすみません、さすがに全然話についていけなくて、非常に不本意なのですが、スタッフがしゃしゃり出て来てしまいました。右? 左?
麻倉:これは単なる立ち位置の話じゃないんですよ、右に置くか、左に置くか、で攻めと受けが変わるんです。私も轟くんは右に置いちゃうなあ。
健屋:あははは。そうなんです。麻倉さんの入口はなんですか?
麻倉:私は『マギ』ですね。
健屋:マギ!!! わたしの友達が夢小説※8書いてました。
麻倉:ええ! もうそんなの、数少ないからこそ嬉しいです。
健屋:今でも仲の良い友達が、夢小説サイトを運営してたんですけど、それをちょっと手伝ってたんですよ。麻倉さんはマギだと誰が好きなんですか?
麻倉:アラジンですね、ショタが好きという。
健屋:ああ~、はいはい、愛でたいタイプだ。
麻倉:そうそう、女の子だと紅玉ちゃんが好きで。メロい女の子が好きなんですよ。女の子のオタクはするんですか?
健屋:女の子から好きになったら、男女カプ行けるんですよ。
麻倉:わかりみが深い。
健屋:そうです、でも男の子を先に好きになると、そんな素振りなかったのに、途中から急に彼女が現れると発狂する、というね。
(このあと、「ヒロアカ」のカップルについてのこだわりについてトークが盛り上がり、ふたりがわかり合う瞬間があるが割愛)