キャンピングカーのシェアリングサービスなどを展開するCarstay(カーステイ)。医療機関にキャンピングカーなどを無償で貸し出す、同社のプロジェクト「バンシェルター」の一環として、静岡県藤枝市が6月中に新たに開設する、新型コロナウイルス感染症の検査を行うドライブスルー方式のPCR検査場に、医療従事者が快適な空間で待機・休憩するための大型キャンピングカー1台を提供することを発表した。

▲医療従事者が快適な空間で待機・休憩するための大型キャンピングカー

静岡県藤枝市は、6月から約3か月間、藤枝総合運動公園と野球場駐車場に設置予定の新型コロナウイルス感染症に係る地域外来・検査センター(PCR検査センター)内に、長さ8.2メートル・横幅2.5メートル・高さ3.1メートルのキャンピングカーを設置。

円滑な検査体制を確立することを目的として「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」に申請。「ドライブスルー・ウォークイン PCR検査等導入事業」における、医療従事者の休憩スペースとして、長期間キャンピングカーをレンタル・設置するために「バンシェルター」を申し込んだとのことだ。

新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下、医療機関の病床や医療従事者が休憩する空間の拡充が求められ、医療機関などの駐車場スペースにキャンピングカーを配置することで、病床・待合室・診察・医者や看護師など医療従事者の休憩施設などとして役立てることが可能となる。

また、移動型の一医療施設としてキャンピングカーを応用利用することで、緊急時の一時的利用のために新たな施設建設に莫大な投資を避けることができる。Carstayは今後、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を含む、各種制度を活用し、新型コロナウイルス感染症の第2・3の波に備え、検査・診療体制の拡充を推進する地方自治体を支援していくとしている。