「ビールにプリン体が多い」は正しい?
酒飲みの方は大喜びするかもしれませんが、酒は低GI食です。つまり、お酒だけ飲んでも太るようなことはありません。
ビール、いいですよね。アルコールの中ではカロリーも低いので、ビールだけで太るなどということはありません。私たちは、いろいろな情報に惑わされているということです。
ただし、お酒に含まれているアルコールは、糖分の吸収を促進します。どういうことかと言うと、アルコールを飲んでいる間は、アルコールがその場のエネルギーとして使われるので、一緒に食べているもののエネルギーが全部、身体への蓄積に回ってしまうということです。
例えば、お肉を食べながらお酒を飲むと、お肉のカロリーの多くが蓄積に回るので、結果的に太ってしまいます。そこにお酒を飲むと食欲が増進するので、さらに太りやすくなってしまいます。
また、お酒自体のカロリーについても注意が必要です。ちょっと意外ですが、焼酎がカロリー的には日本酒のほぼ倍、ビールの約5倍もあります。焼酎を飲みたい場合は、水やお湯で割って飲むほうがいいでしょう。
赤ワイン(GI/カロリー):32/73
ビール(GI/カロリー):34/40
日本酒(GI/カロリー):35/109
サワー(GI/カロリー):38/51
梅酒(GI/カロリー):53/156
※カロリーは100gあたり
梅酒に関しては、作る時に大量の砂糖を使うので、想像以上にカロリーが高いお酒となっています。カロリーに注意してお酒を飲むなら、ビールで乾杯して、続けてサワーを飲めば問題ありません。こうして見ると、ビールはなんて優れた飲み物でしょうか(笑)。
ただ、ビールの話題になると必ず、痛風が問題になります。ビールに含まれるプリン体が、痛風の原因になるとされていますが、ビールにプリン体が多いというのは、そもそも正しいのでしょうか?
調べてみればわかりますが、プリン体が一番多いのは魚の内臓です。魚の内臓を10とすると、ビールのプリン体は1とか2という数値に過ぎません。
例えば、ビール大びん1本分のプリン体の含有量は約40㎎ですが、納豆50g分のプリン体の含有量は約55㎎です。ビールを毎晩飲んで痛風になるなら、納豆を毎朝食べると、納豆のプリン体で痛風になるということになります。
※本記事は、今津嘉宏:著『115歳が見えてくる“ちょい足し"健康法』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。