永遠のギャル友、リリー・フランキーさん

BABIって何者?

これ、たくさんの人が抱いている疑問だと思います。
そりゃそうだよね。

そんな私のことを知ってくれた人のほとんどが、リリー・フランキーさんきっかけだったんじゃないのかな?

いろいろなところで紹介してるけど、もともと俳優の永山瑛太さんを通じて知り合ったのが始まり。

永山  「リリーさん、この子が前に話していた絵描きのBABIちゃん」
BABI 「どうも、はじめまして…」
リリー「今すぐ絵を描くことをやめなさい」

えっ!?

「せっかくカワイイんだから、絵なんて描いてる暇ないでしょ」って。
今思えば、なんともリリーさんらしいというか。

出会った頃のリリーさん 画 : BABI

そんな出会いがあって、リリーさんから「アシスタントやってくんない?」というお誘いが。それは、京都の金屏風に“おでんくん”を描くというプロジェクト。初対面で「絵なんて描かないでいいよ」なんて言っときながら、ちゃんと私のことを絵描きとして見てくれていたんです。

そんなこんなで、そのプロジェクトの現場へ行って一緒に絵を描き始めると、すぐに筆を止めて2人でマシンガントークを開始。もちろん、真剣に芸術とは? みたいな話じゃなくて、完全に地元の友達と話すノリ。もう、その時間が楽しくて仕方なくて。

それ以来、何かあればリリーさんとご飯に行ったりして、いつの日か「俺らがここで話してること、面白いからラジオで流そうよ」って『スナック ラジオ』につながっていった。

※ちなみに、リリーさんは複数のラジオ番組からオファーがあったものの、ずっと断っていた。しかし、この出会いがきっかけで「BABIとならできるかも」という運びになり『スナック ラジオ』が始まった。詳しくは過去のインタビューで。

大人ってチャンスをくれようと近づいてくる人はたくさんいるけど、私にとって人生を初めて変えてくれた人はリリーさんだけ。ギャル友だけどやはり師匠でもあり、お前はまだ絵が下手だ! と厳しい言葉もくれて、愛で溢れている大好きなリリーさん。

そんなリリーさんのことはなんとなく知っていた程度。こんなに面白い人だとは知らなかった。しかも、後々、この人が『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン』を書いた人なんだぁって知ったくらい。

なんとなくスゴい人って感じはあったけど、実際は本当に何してるかわからなくて、職業:リリー・フランキーみたいなイメージ。

正直、今だから言える。
最初は、リリーさんのことを《蛭子能収さんのモテるバージョンの人》だと思っていました(汗)。