昨年3月にデビュー。コンセプトは“ありのままの姿でいい。私たちは「君の好きを否定なんかしない」”。当初はヴィジュアルの良さと地上級の作家陣による楽曲のクオリティーの高さで注目されていたが、今や歌・ダンス両面の圧倒的なパフォーマンスで独自の世界に引き込む実力派に! 奮闘する日々と楽曲の魅力を中心に語ってもらいます!
ひたすら自主練して曲に入り込んでいきました!
――先日デビュー1周年のライブがありましたが、最初のデビューライブの思い出というか、そこに向けてのレッスンも含めて、印象に残ってることはありますか?
星野:結構思ってたよりもダンスが難しくて。もう振り入れ1日目の日は棒立ちしちゃってたぐらい! 横をただひたすら見てました。
――星野さんは全然アイドル経験がなかった?
星野 :私だけあるんですけど(笑)。
――それで棒立ちだったってことは他の人は大変ですね!
桃井:デビューの時から6曲も頂いて、すごく有り難かったんですけど、立ち位置とか、歌詞を覚えるのも初めてで。本当に大変でした。もう動画とかを何回も見て!
――本番はどうだったんでしょうか?
桃井:緊張しすぎてほとんど何も覚えてなくて! もう足先から全身まで震えてました! めっちゃ震えてたということだけ覚えてます(笑)。


雨野:緊張とか、楽しさとか、もうごちゃごちゃなんですけど、そのときステージから見た景色っていうのが、ほんと人生で見たことない景色だったので、なんかもう、ただただ感動でした! 自分たちのために集まってくださった人たちっていうのを初めて見て、ほんとに言葉にできない気持ちで。今でもそれはハッキリ覚えてます。有難いことにソールドアウトしてたので、本当にぎっしりいろんな色のペンライトがきれいに咲いてて!
――咲いててって表現が素敵ですね。デビュー後のAsIsさんは今に至るまですごく順調に思えるんですが、これまでで外から見てるだけでは分からない苦労とかあったら教えてください。
山城:曲を表現するのが難しくて・・・。AsIsの曲は、歌詞も曲もすごく良いんですけど、踊りも激しい! 自分がどう表現したら伝わるんだろうっていうのをいつも悩んでます。半年記念公演で初披露した『いつかの僕らの声に応えて』という曲があるんですけど、ダンスがそれまでの曲の中でいちばん難しい曲で。それを踊りながらマイクを持って歌って、それだけで頭がパンパンになっているのに、さらに表現もしなきゃいけないからすごく難しくて!
――その時はどうやって乗り越えたんですか?
山城:ひたすら自主練をして! ここをこうした方がいいかなとか、ここで目線を上げた方がいいかなとか、そういう1つひとつのことをこだわりながら、曲に入り込んでいった感じです。
瀬乃:一番大変だと感じたのが、一時期5人とか6人でライブに出なきゃいけないときがあって、活動休止だったり、体調崩して入院したりとかが重なって。1人ある程度の期間休むことになったから、6人体制の形で立ち位置と歌割りを覚えたんですけど、その直後にさらに1人休むことになったんですよ。だからその時点でもう全員キャパオーバーで(笑)。
――ライブの当日にそれが分かったわけですよね! それはツラいですね!!
瀬乃:ただ私たちにとっては何回もあるライブの1つかもしれないけど、ファンの人にとっては、その1つのライブを楽しみにしてお金と時間を使ってきてくださってるので、休んだメンバーのパートが穴みたいに空いてる形で見せるのが、すごく自分的にはイヤだったんですよ。ここは今踏ん張る時だなって思ったので、1から立ち位置考えようって提案したら、その時のメンバー全員が“そうしよう!”って言ってくれて。それがすごく嬉しかったです! もうそのライブの本番ギリギリまでずっと練習してました。


――めちゃくちゃ意識の高さを感じるエピソードです。さて自分たちで、知らない人にAsIsはここがいいなとか、ここが魅力ですと説明するとしたらどんな感じでしょうか?
北川:“君の好きを否定なんかしない”がグループのコンセプトなんですけど、楽曲も世界観も、そのコンセプトに沿っていて、統一感があって、どの楽曲も、誰かしらの1人ひとりの感情に寄り添っている。それが AsIsの良さだなって感じます。
雨野:うまく説明できないんですけど・・・。AsIsは! 唯一無二の存在感を放ってると思います!!!(一同爆笑)
――急にデカい話が!! ツッコミ所としては雨野さん、客観的にAsIsを見たことはないですよね(笑)!?
雨野:そうなんですけど! 例えば対バンに呼んで頂いたときとか、ちょっと浮いてしまってるのを感じるんですよ! だから他のグループさんにないものを持ってると思います。でも、意外と曲の振り幅が広かったりするので、盛り上がりとかで負けないと思います!

