俳優・歌手の二刀流対決!?
ワニ 後攻白組は?
りか 寺尾聰さんの『SHADOW CITY』です。
ワニ 寺尾聰さんと言えば、俳優さんのイメージが強いかと思いますが、『ルビーの指輪』以外にも隠れた名曲がたくさんありますよね。
りか 私は『渚のカンパリ・ソーダ』が実は一番好きなんです。でもこの『SHADOW CITY』はすごく特徴的だから。
ワニ こちらも『夜明けのスキャット』同様、1番はほとんどハミングというか……。
りか 最初に聴いたときは衝撃的でした!
ワニ どこがスタートなのかと思ったでしょう?
りか 全然始まんないし、歌詞の量がめちゃくちゃ少ないし(笑)。ただその歌詞の少なさを感じさせない壮大さがあるんですよ。
ワニ 確かに。『SHADOW CITY』が収録されているアルバム『Reflections』は、ラスト曲『出航SASURAI』まで全体的にストーリーがあって、壮大なイメージはありますよね。
りか 『Reflections』は同じく昭和歌謡好きの、ハロー!のスタッフさんに勧められて聴いたんですが感動してしまって。LPも買っちゃいました。本当に大好きなアルバムです。
ワニ ところで『SHADOW CITY』ですが、ハミング部分には何を感じますか?
りか 基本的には別れの曲だとは思うんです。都会の夜景が見える最上階のバーで、お酒を飲みながら別れ話をしている男女。圧倒的に男性が年上なんですよ。ただここには深い悲しみはなくて、大人の余裕が感じられます。
ワニ やせ我慢でなく?
りか 大人の余裕です。お互い恋愛を楽しんで、既に思い出に浸っているような……。
ワニ 言葉が少ない分、余韻に浸る感情が見えるのかな?
りか 雨音と「今までありがとう」という言葉が聴こえますね。また寺尾さんの声のトーンも、より大人の色気を感じさせてくれて。寺尾聰さんあっての『SHADOW CITY』。
ワニ すっかり惚れ込んでおりますが……そろそろ勝敗を‼
りか 今回はもちろん、白組『SHADOW CITY』で。
ワニ 寺尾さん贔屓ですね(笑)。
りか それもありますが(笑)、やっぱり素敵な恋愛の曲だからです。ただ寺尾聰さんも、由紀さおりさんさんも俳優、歌手、どちらも極めている方々……そういった意味では、甲乙つけがたい。私もお2人のような、アーティストを目指していきたいです。
ワニ りかちゃんにも壮大な目標が出来たところで、ようやく白組に勝ちが付いて安心しました。