かわいいだけじゃない! ハーモニー重視の実力派

ワニ 前回の打ち合わせをふまえて、テーマを変えてきましたね!

りか そうなんですよ。歌詞からイメージしたテーマにすることが多かったので、少し迷うこともあって。でも前回お打ち合わせさせて頂いたとき、色んな視点があるなと思えました。

ワニ で、今回は?

りか 昭和の3人組グループの名曲ということで! 紅組はキャンデーズの『哀愁のシンフォニー』です。

 

ワニ この楽曲はハーモニーが綺麗ですよね。

りか ハモりが上手で安定感が半端ない。

ワニ 3人とも20歳前後と思えない程の大人な雰囲気醸し出しているし。

りか 若さもあるから、健康的な色気なんですよ。色んな意味で、経験値も高いんだろうなぁと、今の自分と比べると少し落ち込みますね(笑)。

ワニ まぁまぁ……りかちゃんの良さもありますよ! でも昭和のアイドルって独特なオーラがありますよね。3人では誰推しですか?

りか うーん……決められないんですよ。選べない!

ワニ 私はランちゃん派なんですが、、、女優さんとしても好きなので。

りか それも分かります! 楽曲によって、センターも変わるし……やっぱり選べないですね。

ワニ ところでキャンディーズには色んな曲がある中で、何故『哀愁のシンフォニー』を選んだの?

りか 他の楽曲よりポップさがなく衣装もシンプルで、じっくり歌を聞かせるという感じがするんです。印象に残るタイプ。

ワニ これはソロ、ユニゾン、2声、3声と入り組んだ構成なんですよね。

りか サビの部分でリズムが変わり、ガツンとくる。寂しさ、怖さ、女性らしさの全て表現されていて、歌詞の内容も深いです。

ワニ 女性の揺れ動く心がテンポにも現れていますね。これは男性が泣いているのかな?

りか 私は女性が泣いていて、その顔が彼の目に映って彼も泣いているように見えると解釈したんですが。

ワニ それ、裏の裏の裏だね! なかにし礼さんだったらありそう。

りか 「なんとなく怖い」っていう最後の歌詞が、さらにもやっとさせますからね(笑)。やっぱり印象に残る曲です。