メンバーみんなで成長していきたいんです

▲マイケル・ジャクソンが目標だが、その裏に隠された努力も知っていた

――みあいさんはもともとミュージカルが大好きなんですよね。

みあい はい。いろんな舞台を観るのが大好きです。

――目標としている人はいますか?

みあい マイケル・ジャクソンです。お父さんがすごい好きで、物心ついたときから家でずっと流れてました。初めの頃は、曲とかマイケル自身がカッコいいなって思ってたんですけど、自分がダンスや歌を初めて経験したら、すごい難しいことをあんなにカッコよくできるってことに驚いて。それで憧れるようになりました。

――天才って言われてますけど、彼は努力の人でもありましたね。

みあい そうなんですよ! ママから聞いた話だと、遊んだことはほぼなくて、厳しいお父さんにずっと練習をさせられてたって。すごいなって思います。

――目標を持っている今、つらいことはないですか?

みあい そうですね。今はこの歌劇団をやってることが一番楽しいことなんで、つらいことはないです。だからこそ、歌劇団のことで何かできなかったり、うまくいかなかったりすることがあると一日落ち込んじゃいます。でも次の日になったら、また頑張ろうって思うんですけど(笑)。

――打たれ強いのはいいですね(笑)。では、今一番楽しいことはミモザーヌ?

みあい はい。学校も楽しいですけど、やっぱりすぐに「みんなに会いたいな」ってなるし。メンバーは家族とも並ぶ大切な存在です。メンバーがいなかったら、今頃どうなってたかなって思うので。

――家族であってライバルでもあるっていう感じではないんですか? 「あの子には負けられない」みたいな。

みあい それも少しはあるんですけど、自分だけが頑張るってわけじゃなく、他のメンバーが困ってたら自分ができる部分を教えてあげたりして。一期生の間ではそれができているので、そういうことも次の世代の子たちに伝えて、みんなで成長していきたいですね。お互いに「ライバルだからね」とは言いますし、時には自分が入れると思ってた選抜メンバー争いで落ちちゃったり、悔しい思いなんかもしてるんですけど。それも成長の機会だなと思ってて。すべてが成長につながっているんですよね。

▲口癖は「みんなで一緒に」という彼女の活躍から今後も目が離せない
インタビューには演出の広井氏も立ち会っていたのだが、彼もまた「自分一人だけが抜きん出ようとするのではなく、メンバーみんなで助け合いながら全員でうまくなっていきたいと思うのが、このグループの特徴」と語っていた。さまざまな作品を世に出してきた広井氏にとっても、ミモザーヌでの挑戦は「日々勉強です」とのこと。「今の子たちには叱咤してやる気を出させるようなコーチングは通用しないので、一律の指導ではなく、一人一人に合った方法を探っていくことが必要」と、全員とノートを交換して、感じたことや気づいたことを褒めるようにしたりするなどの工夫をしているそうだ。少女によるレヴューという共通点から、よく宝塚歌劇団になぞらえられるが、その育成方法は従来のものとはまったく異なる。ミモザーヌは「令和流」で各々の個性を伸ばし、世界を目指すのだ。  

プロフィール
すずきみあいムェンドワ
ニックネーム:みあい、ミータム
出身:大阪府
生年月日:2005年5月17日
血液型:O 型
身長:161cm
好きな食べ物:梅干し、抹茶、昆布
好きな映画:ハリーポッター
好きな本:漫画
好きな学科:音楽、体育
趣味:歌詞を書く事
特技:すぐに友達を作れる。
少女歌劇団1の歌唱力
〜活動歴(受賞歴)〜
堺少女歌劇団
 
〇自己紹介動画[少女歌劇団 ミモザーヌYouTubeチャンネル]