ついに全国流通シングル『SENSITIVE』がリリースされたアメフラっシ。発売日にはオリコンデイリーチャートで堂々の2位を獲得! これまでも「キテいる」感じは出まくっていたが、こうやって明確に数字や記録で勢いが証明されるのは大きい。この日に限っていえば、アメフラっシは文字通り「日本で2番目に売れているアーティスト」になったわけで、ますます勢いは加速していきそうだ。

そんなタイミングで、ソロインタビューの3番目として登場するのは、その勢いを体現しているような存在の小島はな。コロナで休んでいたときに感じていた不安が、彼女にとってひとつの「確信」に変わっていた。

「あぁ、アメフラっシってカッコいいな」って思いました

「この1年を振り返ると、本当にあっという間でしたね。自分でも、なんでこんなに早く感じるのかなって思っていたんですけど、そういえば、今年はリリイベを含めたら、昨年よりもライブの数がものすごく増えているんですよね。ライブって楽しいじゃないですか? 楽しい時間は早く過ぎていくものってよく言いますけど、そっか、ライブでの楽しい時間をたくさん過ごしてきたから、今年はあっという間に感じるんだって納得しました」

たしかに単独ライブをはじめとして、フェスへの出演やリリースイベントなどを数えたら、結構なステージ数をこなしてきたことになる。その反面、何もできなかった時期も存在している。

「私もコロナに感染してしまって、そのあいだは家にいるしかなかったんですけど、幸いにも症状はほとんどなかったので、アメフラっシの活動をしっかりチェックしていました。

じつは今までお休みすることがほとんどなかったので、こういう形でアメフラっシを外から見ることってなかったんですよね。だから、今回、初めて客観的にアメフラっシというグループを見ることができて、すごく「なるほど!」って思ったんですよ。『あぁ、私たちってファンの方からこういう風に見えているのかな』とか、いろいろ気づかせてもらえましたね。そこに私はいないけど『あぁ、アメフラっシってカッコいいな』って思いました。本当にお休みしている期間は勉強になりましたね。

▲客観的にアメフラっシをみて感じたことを語ってくれた小島はな

ただ、ひとつだけ大きな不安があるんですよ。私が出演しなかった『@JAM EXPO 2020-2021』でのパフォーマンスって、すごく評判がよかったじゃないですか? あと、私たちのラジオ番組『アメフラっシの大雨注意報!』がTwitterのトレンド入りしたこともあったんですけど、その日、放送された番組に私、出ていないんですよ(苦笑)。

そんなことが続いたから「あれっ? ひょっとして私がいないほうがいいのかな……と少し寂しくなったりして、アハハハ! でも、どちらもアメフラっシにとってはいい話じゃないですか? 若干の不安は抱いちゃいましたけど、結果としてはよかったなぁ〜って」

本人は不安視しているが『@JAM EXPO 2020-2021』での舞台裏では、メンバーが小島はなの不在を逆に不安に思っており「はなは、いつもこんなに大変なパートを担当していたんだ」と、その大きな穴を実感していたことは、この連載でも詳しくレポートした通り。それぞれが別の場所にいながら、お互いの存在の大きさを実感し、それがグループの強さになっていった。これこそが2021年のアメフラっシの肝、である。