ビジネスホテル「ドーミーイン」の熱心なファンやリピーターを“ドミニスタ”と呼ぶ。人に薦められてドミニスタになった筆者が、まだドーミーインの魅力に気づいていない人に贈る、ドーミーインのオススメポイントあれこれ! 初心者はもちろん、ドミニスタもこれを見たら、また行きたくなること間違いなし!?

パジャマ感のないルームウェア!

コロナ禍が落ち着いてきたこと、また、自身もワクチン接種が完了したこともあって、ここ数ヶ月は再び出張に行くようになり、いろいろな地方を訪れている。宿泊先は自分で手配することが多いので、おもにネットで探すわけだが、どのみち夜は寝るだけだし、取材経費は安いほうがいいだろうと価格優先で選ぶのが常だった。

ところが、ひょんなことから編集部の人に「ドーミーイン」を薦められ、試しに1回泊まってみたら、サービスの手厚さにすっかり魅了され、たちどころに“ドミニスタ”になってしまった私である。

国内85箇所(海外含めず)に展開するドーミーインのセールスポイントで、有名なのは「天然温泉」「夜鳴きそばのサービス」「ご当地の名物料理を供する朝食」といったところだと思うのだが、それ以外にも細かいサービスや配慮が行き届いているのが良いところ。特に女ひとりでの出張が多い身としては、ありがたい配慮が多いのだ。

心シビレる点はいくつもあるが、その1つが備え付けのルームウェア。ビジネスホテルの部屋着といえば、生地の薄い、いかにもパジャマ然としたものが多いのだが、ドーミーインのルームウェアは厚手で上下に分かれているのがポイント。

素材はポリエステルと綿の混紡なのだが、襟もいかにも部屋着的なクルーネックではなく、鎖骨が綺麗に見えるVネックで、しかもパイピングされているため、きちっとした印象を与えるのもいい。リラックスもできつつ、かつ、このまま館内を歩いたり、レストランで食事をしたりしても違和感がない。

▲ドーミーインオリジナルのルームウェア。うっすら光沢がある生地なので部屋の外に出ても「パジャマ感」がないのがいい

お風呂もホスピタリティ最高!

そんな絶妙な仕様のルームウェアに着替えて、まず足を運ぶのはホテル自慢の「大浴場」。女性用浴場はセキュリティ上の理由から、入り口の電子キーで暗証番号を押すことになっており、人気(ひとけ)が少なくなる深夜や早朝でも安心して入浴できるよう配慮されているのがグッド・ポイント。

ちなみに、ドーミーインはセキュリティに関する意識がおしなべて高く、私は先日、うっかり自分の部屋番号を忘れて外出してしまったのだが、フロントに照会すると、対応してくださった方が他の人には聞こえないよう、とても小さな声でこっそり部屋番号を伝えてくれた。さすがの配慮と思わず唸ってしまった。

大浴場は最上階にあるパターンが多く、露天風呂を備えるところが多いのがうれしい。もちろん、自然のなかの温泉場ではないので見える景色は絶景とはいかないが、それでも開放的な気分で旅の疲れを癒すことができる。

また、併設のサウナで汗を流したり、場所によっては好みのシャンプーを選んで使える「シャンプー・バー」があったり、最新の美容シャワーヘッドを備えていたりと、リラックスタイムを素敵に演出するアイテムが揃っているのも最高だ。

お風呂から上がったあとは「アイスキャンディーの無料サービス」でお好みのアイスをゲット。午前中はそれが乳酸菌飲料のサービスに変わり、爽やかな気分で1日を迎えることができるという具合だ。

▲お風呂上がりの乳酸菌飲料サービス。まさに我が家のようにくつろげる

また、大浴場がある階には漫画の棚が設置されており、自由に読むことができる。前々から興味があった作品や話題作などを一気読みするのも楽しいだろう。ちなみに、ドーミーイン本八戸のラインナップは、『バガボンド』『ドラゴンボール』『ONE PIECE』『寄生獣』『約束のネバーランド』『キングダム』『HUNTER HUNTER』『BAKUMAN』『銀魂』『るろうに剣心』『3月のライオン』『君に届け』といった王道系中心。

また、必ず絵本も数種類置いてあるため、小さな子どもと一緒に宿泊する際も安心。部屋に持って帰ってもよいため、寝かしつけのときの読み聞かせに使えたりもする。

▲ツボを押さえたラインナップのマンガ図書館。閲覧スペースで読むも良し、部屋に持って行って読むも良し。子ども用の絵本もある