バストもヒップもダイナマイトボディで“二刀流グラドル”として、そしてガンプラ好きとしても話題の東雲うみがDVD付き写真集『うみのなか』を発売した。写真集の発売告知がされると瞬く間に予約が集まり、アマゾンランキングは1位になるなど、発売前にもかかわらず3刷が決定した話題作。約120分のメイキングDVDも付き、お得感も満載な写真集の制作の裏側について本人に聞いてみました。

▲発売イベント前、ものすごい数の写真集に丁寧にサインを入れてくれた

全てのいいところを詰め込んだものがグラビアという存在

――紙の写真集を作ることが夢で、この仕事を始めてから目標にしていたそうですが、初めて買った写真集のことは憶えていますか?

東雲 中学生くらいからアイドルオタクだったんですが、推している子の写真集はお金を貯めて買っていました。それは大事に何度も見る宝物のような存在で。ハロプロさんが大好きなので、鈴木愛理ちゃん、嗣永桃子ちゃんなどを買っていました。今思い返すと、ライブやPVで見る表情とは違う表情がたくさんあって、“こんな表情があるんだ、こんな瞬間があるんだ”と、いつまでも眺めてました(笑)。好きな子のことを、より知ったような気持ちになれるのが写真集なのかなと思います

――昔からグラビアが好きだったんですね。

東雲 はい。女性に癒されていたという、少し変わった子どもでした。なんでそうなったのかはわからないですけれど、憧れがありました。だからと言って、自分がそうなりたいとは思わずに、鑑賞するものとして素晴らしいなと。しなやかさとか写真集から伝わるやわからかさなど、女性の全てのいいところを詰め込んだようなものが、グラビアという存在なのかなと思います

――いざ自分がそちら側になるのは緊張しませんでしたか。

東雲 表現者として表現するのではなくて、ワニブックスの編集さんから言われたのは、“ありのままの東雲うみを出して”と言われて。いつもは、例えば“彼女風”などコンセプトがあることが多いので、それはイメージができて演じられるし楽しいのですが、“ありのまま”というのがわからなくて、“ありのままとはなんだ?”となっちゃって。

そして、ありのままを見てファンの方に喜んでいただけるのか? と考え込んじゃったんですが……。先ほどファン目線で写真集をどう見ていたか、と質問されたときに、自然な姿にドキドキしていた自分に気づきました(笑)。

――ありのままの東雲うみさんは、どんな方なのでしょう?

東雲 そんな……(笑)。ひとりでいるのが好きで、黙々と作業したりするのが好き。普段のうみちゃんってなんなんでしょう。まだわかっていません(笑)。

▲イベントでのひとコマ。「発売おめでとう!」を言いたかったと大勢のファンが集まった

撮影まで毎日2人分を食べて体のボリュームにこだわった

――この写真集には、いくつかこだわりの部分が入っているとお聞きしました。

東雲 そうですね。衣裳やイメージ、プロデュース的な要素も少し入っているんですが、表情なんかは何も意識をしていません。そこの場所にいるときの感情を、ありのままに出したという感じです。だから川の中にいるときは『冷たくて気持ちいいなー』という感情がそのまま写っていたり、こういう顔をしよう! ではなく、その時に感じた表情のまま、自然にその場に溶け込んでいる感じです。

こだわらせていただいたのは、素肌に肘までの黄色い革の手袋をつけること。これは絶対にやりたかった! 肌の質感と革のムギュっとした異物感が、体を際立たせて面白いと思ったし、黄色という色も指定させていただいて。ここだけはこだわらせてもらいました。普通、グラビアでこんな手袋はしないですよね? ただ肌を見せるよりも革の手袋で隠したほうが目を引くかなと考えて(笑)。表情は素ですが、演出としては満足するカットです。

▲こだわりのワンショットを公開!

――この写真集のために取り組んだことはありますか?

東雲 毎日2人分くらいの食事を取りました。やはり、水着を着たときに少し食い込むくらいの感じのほうがセクシーだと思うので、ボリュームを出そうと思って。カリカリに痩せているより、女性のやわらかさのほうが理想的なので。

――ロケ地の沖縄には何度も行かれていると思いますが、目新しい場所には行けましたか?

東雲 行ったことのない場所ばかりで、すごく楽しかったです。干潟は早朝に行くと薄く水面が入っていて空が映るんですけど、時間が経つと満ちて海になってしまうんです。ここは本当に感動して、どこまでも走り回りたくなるような気持ちでした。繊細な表情が写っているかなと思います。

――ひとつの大きな目標を達成しましたが、新たな目標はありますか?

東雲 次はセルフプロデュースの写真集を作りたいです。1~2年のうちに必ず! そしてグラビアアイドルではなく、東雲うみというジャンルになりたいです! カッコつけたいわけじゃないけれど枠を作って、東雲うみと言えば〇〇、〇〇と連想させるものをたくさん作りたい。そのために精力的に行動していきます

▲発売イベントにて

▲写真集の表紙
東雲うみ ファースト写真集『うみのなか』
発売日:2022年3月10日(木) 
サイズ:B5ハードカバー/オールカラー96ページ+メイキングDVD付き
撮影:西條彰仁
価格:5,500円(税込)
▲購入特典は「サイン入り」「生写真」となります
プロフィール
 
東雲 うみ(しののめ・うみ)
1996年9月26日生まれ、埼玉県出身、162センチ、B90・W59・H100。Twitter:@sinonome_umi、Instagram:@umi_portrait