お笑い芸人・グランジの五明拓弥が、漫画家・ごめたんとして描いた『39歳の免許合宿 -ストーリーは自分(てめぇ)で創れ-』。メジャー版の発売記念トーク&サイン会が8月28日に、芳林堂書店高田馬場店で行われた。イベントのトークMCとしてライスの関町が登場し、ニュースクランチだけにコメントを寄せてくれた。
サイン本を五明本人が運転して納品!
この日は、五明本人がイベント参加者にサインする本を吉本興業本社から会場まで、実際に車を運転して納品するところからスタート。その模様をインスタライブで中継するという、臨場感あふれる企画が行われた。
さらにイベントMCとして、漫画にも登場するお笑い芸人・ライスの関町知弘が登場。冒頭に音声トラブルがあり、会場からの呼びかけが聞こえず「五明さん、こんなことならイベントのオファー受けなければよかったよ!」と投げかけるひと幕もあったが、トラブルも解消され、無事に出発!
「安全運転、無事故無違反で行くけど、もらい事故とかがあったら……」と縁起でもないことを言い出す五明を優しく諭す関町、そんな二人の息の合った会話に場内は笑いに包まれた。関町は、運転する五明を画面越しに見て「昔は僕の運転で一緒に、僕の故郷の福島県に行ったりしましたよね、そんな五明さんが運転しているのを見ると感慨深いです」とコメント。
会場である芳林堂書店高田馬場店に無事到着すると、場内からは大きな拍手が。駐車枠のギリギリで車を止めた映像を見た関町が「あ、そう止めるんだ」「横に止める人、出づらいですよ、その止め方だと!」と、五明の駐車に対するツッコミも入りつつ、ここでインスタライブは終了した。
妻が大ファンのSnow Manの宮舘さんに読んでほしい
トークイベントの前に、マスコミ向けの囲み取材が行われた。
五明は「ここに集まってくださったお客様はコア中のコアです。このマンガを愛してくれている読者の皆さんに、ここまで無事故無違反で届けることができて、なによりうれしいです!」とはじける笑顔で語った。
記者から執筆で大変だった思い出について問われると、漫画をiPadで描いたことに触れて「普通のiPadだけど、(身長190センチ近くの五明からすると)ほぼiPad mini(笑)。これで300ページを書くのもしんどかったですが、いよいよ最終回というときに良くない表現があるということで、全部削除しなきゃいけないのもしんどかった。その模様は、なかなか登録者数が増えないYouTubeチャンネルに記録されているので、ぜひ見てください」とコメントした。
〇グランジ五明拓弥のコミティアへの道 Day5『絶望』
相方であるグランジの遠山大輔と佐藤大が、この本が発売されたことに何か言われたかを問われると「遠山にしか渡せてないんですが、SNSにアップしているときから“漫画家になれる”と言ってくれていたんです。大はSNSでも反応なしです(笑)。でも(大の妻である椿鬼)奴さんは読んでくれたいみたいです。次に会ったら渡そうと思います」と語った。
どんな人に読んでほしいかという質問には「僕らと同世代の30代、40代の方に読んでほしいですね。今、教習所に通っている方、これから通おうと思っている方には、リアルな教本になるんじゃないでしょうか」とコメント。
さらに「妻がSnow Manさんの大ファンで、ファンクラブにも入っているんです。特に、だて様(宮舘涼太)の大ファンで、聞くところによると、だて様が教習所に通っているそうなので、ぜひ読んでいただきたいですね」とSnow Manの宮舘涼太にラブコールを送った。
免許を取って変わったことには「自宅でのポジション」と回答。「僕が免許を手に入れたことで、家庭内での強さのパーセンテージは上がってるんです。イケア、コストコなどに行けるようになって、妻は僕のことを少し尊敬するような目で見始めています。“ちょっとあそこのあれ取って”みたいな頼みが叶うようになってます」と明かした。
この出版のプロモーションを通じて、なかなか会えなかった芸人にも会う機会が増えてきたこともうれしいと語り、「こうして自費出版でやりたいことをやって、出来上がったものを“お店に置きたい”と言ったらBEAMSさんが協力してくれた。そしてメジャーデビューした今、重版というのを経験したい。その印税で車を買って、その車で皆さんのお近くの本屋さんでイベントして、サイン会をしたい!」と展望をぶち上げ、ラストはタイトルにかけて、「ストーリーは自分(てめぇ)で創れ!」とポーズを決め、囲み取材は終了した。