食通もうなる石垣牛のほのかな甘味
ここらで海鮮以外も攻めてみよう。メニューをめくると、インパクトのある文字が目に飛び込んできた。
石垣牛!!!
うん、せっかく石垣に来たんだから、食べない手はない。タレと塩の2種類あるなら、両方いただきます。
まずは、塩から頂くことにしましょう。
先ほどのまぐろでは間違えましたが、今回は同じテツは踏みません。こう見えて、同じ間違いはしないんです。一口で頬張ると、炙った部分はほんのり温かくとレアな部分とのバランスが良くたまらない。脂の甘みが染み込んだシャリもほろりと崩れます。
美味。
タレの方は、さらにシャリとの相性が抜群。ずっと口の中に入れていたいくらいの至福のひとときでした。
個人的には、塩の方が石垣牛の旨味を堪能できるような気がしますが、「お前にそんな味の差がわかるわけないだろ!」という編集長の声も聞こえてきそうなので、脳内から消去します。
都内ではなかなか巡り合えない石垣牛。圧倒的な石垣牛のおいしさ! 恐れ入りました。
シメはこれでしょ! まぐろの茶漬け
名残惜しいですが、いい感じにお腹も膨れ上がってきて、そろそろシメのお時間です。やっぱり最後は、まぐろでシメようと思い注文したのがまぐろ茶漬け。と、運ばれてきたのはかなり大きなお椀に盛られた一杯。かなりのサイズ感です。
まぐろもたくさん入っているのに480円とは驚きの値段設定。
食べ切れるかな、なんて一抹の不安がよぎりましたが、ひとしの料理にそんな心配は必要ありませんでした。少し熱が通った半生のまぐろがダシスープに浮かぶ茶漬けは、あっさりとしつつも滋味あふれんばかり。
わさびを溶かして味変をしていたら、サラサラサラッと、あっという間になくなってしまいました。
まぐろ料理だけじゃない。全部の料理がうますぎる。
お腹もふくれてひと段落してから店内を見回すと、やはり活気に満ちあふれています。大人気店だけあって、客席は満員。地元の常連さんは毎日でも通いたくなるだろうし、観光で訪れた人たちは、絶対に良い思い出となって、再訪するでしょう。
時間にしてみれば小一時間ほどだったが、そんな風に思わせてくれるステキなお店でした。
他にも気になるメニューが山ほどあったが、そろそろお暇することに。「今度はプライベートでまた来る!」と決意を固めた僕は、1月だというのに暖かい夜道を歩いて宿泊先へと戻った。
店名:まぐろ専門居酒屋ひとし 本店
住所:沖縄県石垣市新栄町15-8
電話番号:0980-83-9610
営業時間:17:00~23:30(LO22:30)
定休日:水曜日
駐車場:有り
備考:カード不可
営業時間・定休日は変更となる場合がありますので、ご来店前に店舗にご確認ください。