今やYouTubeの実践動画でチャンネル登録者数53万人を誇る『1game』(ワンゲーム)。その華やかな部分が注目されがちですが、組織としての1gameについてはこれまではあまり語られてきませんでした。なぜ1gameは人気を博し、人が辞めず、新しい人材が育つのか? てつというカリスマ性を誇るボスと、パチンコ・パチスロが誰よりも好きなNo.2のヨースケが織りなす絶妙な組織バランスは、きっとサラリーマンにも参考になるはずです!

自分を犠牲にできるボスがやっぱり1gameのNo.1

――前編では、ヨースケさんのパチンコ・パチスロ愛についてお聞きしましたが、後編はビジネスマンに向けて“組織としての”1gameについて聞かせてください。まず、ボスのてつさんについて。ヨースケさんは1gameのNo.2というイメージですが、「いつか、てつさんを超える!」なんてという野望はあるんですか?

■インタビュー前編

ヨースケ それはないです(キッパリ)。絶対に無理。まず、僕はあそこまでストイックにはなれないし、何より毎日8時間は寝たい(笑)。ボスみたいに2~3時間じゃ無理!

――なるほど(笑)。私も本づくりでご一緒しましたけど、「いつ寝てるんだ?」って思ってました。仕事人間というか、プロデューサー業もありますもんね。

ヨースケ 演者・裏方含めた組織全体のボスでもあるし。プロデューサー業でいえば、ボスの口癖である「周りの演者を育てて自分は引退したい」は本音。昔から、なんなら動画配信をはじめるまえから言ってましたから。本当は僕が演者として早々にNo.1になって、引退するのが理想だったはず。でも、ボスが動画に出たら瞬く間に人気が出てしまって……。ボスとしたら引退したいけど、組織のみんなを食わせていかなきゃならんし、再生回数や業績的にも続けなきゃいけない。あの人にしかNo.1できないのは間違いないです。

――今回のインタビューでは勝手に「No.2」って定義しちゃいましたけど、ヨースケさんご自身に「No.2」という認識はあるんですか?

ヨースケ 演者としては認識というか責任感はあるつもりです。「No.2」っていうことは、あの人(ボス)が第一線から退いたときにひょっとしたらNo.1になるかもしれません。でも、それって本当の「No.1」ではないですよね。ボスが「永世名誉No.1」って感じじゃないかなー。だから正直、「No.1になりたい!」っていうのはなくて、「ギラギラしてないNo.2」です。とはいえ、もちろん自己研鑽して、もっと上を目指さないといけないなとは思っています。でも、あの人を超えるのは、3回くらい転生しないと無理ですね(笑)。

――たしかにてつさんがいない1gameは想像しにくいですね。

ヨースケ そうですね。「てつのいない1gameはやっぱりダメ」って視聴者がいなくなるのか、「てつがいないほうが1gameっていいね」ってスッキリした印象をもたれるのか……もちろん、僕も後輩のふたりに抜かされるかもしれないし。まあ、いずれにせよ、ボスがずっとNo.1っていうのは不変かもしれない。ただ、この世界はなにがあるかわからないんで。なにしろ、ボスは敵も味方も多いから(笑)。