今やYouTubeの実践動画でチャンネル登録者数53万人を誇る『1game』(ワンゲーム)。そもそも1gameとは、ユーザー、ファン自身の力でパチンコ・パチスロ業界を盛り上げようという集団のこと。今回、話を聞いたのはそんな“1gameの良心”とも呼ばれ、実質、No.2というポジションにいるヨースケ氏(@yors_k_1game )だ。てつ(@tetsu0722)というカリスマ的な存在となったボス、そして後輩のガット石神(@gat_ishigami)、さらには新人のあおい(@aoiro_ioa)の真ん中で、ヨースケ氏は何を考え、いかにして世に作品を送り出しているのか? パチンコ・パチスロユーザーはもちろん、中間管理職のサラリーマンも参考になるインタビューになっています!
パチンコ業界でテレビよりもネットの宣伝が求められる理由
――さっそくですが、ヨースケさんをはじめ、1gameの皆さんは幅広く活動されています。いざ、「職業は?」と聞かれたらなんと答えているんですか?
ヨースケ 今は「パチンコタレント」って答える場合が多いですね。おかげさまで、テレビに出演させてもらうことも増えました。お仕事相手によっては、「パチンコ・パチスロ系Youtuber」と言うケースももちろんあります。
――コスプレイヤーから始まり、Youtuber、そしてパチンコタレント! 活躍にともない、肩書も増えてきたんですね。
ヨースケ ただ、代表(てつ氏)も言っていますが、いわゆる「パチンコライター」ではありません。今のところは文字を書いていませんからね。でも、来月からはNewsCrunchで連載も始まるので、「パチンコライター」を名乗ってもいいかもしれない(笑)。
――たしかに(笑)。連載については、次回(3/28更新分)に詳しくお聞かせいただくということで、実際にこの1年で増えたお仕事はなんでしょうか?
ヨースケ 圧倒的に増えたのは(パチンコ)メーカーさんのからのお仕事ですね。主には新台のレポートですが、いわゆるオフィシャルの仕事ですから、「1gameもメーカーの犬になりやがって!」「メーカーもよくあんな危ないところに仕事を頼むよな」なんて声もあるんですが、うちはボス(てつ氏)が暴れているだけなんですけどね(笑)。おかげで僕は“1gameの良心”としてやらせてもらっています。ほかには『みんなのパチンコフェス』など、業界主導のイベントにもお声がけをいただくことも増えました。
――コンプライアンスが厳しい昨今、メーカーも依頼先を選ぶには慎重なはず。それでも後発ともいえる1gameに仕事が来るのはなぜだと思いますか?
ヨースケ 1gameは最近出てきたわりには、YouTubeの再生回数など数字上ではそこそこの媒体なので、まずは単純に「数字を持っているな」という認識だと思います。あとは時代も変わってきてるのかなっていうのは強く感じますね。
――「時代が変わってきている」というのは具体的にはどういう意味ですか?
ヨースケ パチンコファンならご存知でしょうけど、そもそも新台のテレビCMはダメです。そして、紙媒体の力もどうしても落ちてきている。でも、ネットの配信はOKという流れの中で、1gameにオファーがあるんだと思います。そもそもうちのチャンネルは、パチンコ・パチスロを好きな人が選んで見に来るので、メーカーさんからすると、ターゲットも絞れるし、数字を取れたほうが当然プロモーションになるわけです。テレビCMよりもネットがプロモーションに求められるなんて、ちょっと前なら考えられない時代の変化ですよね。でも、YouTubeだっていつかは大きな節目にぶつかるはず。そのときのために次のステップも見ておかねば、と自分には言い聞かせています。