『キングオブコント2023』決勝に進出する10組が、9月27日に発表され、蛙亭、カゲヤマ、サルゴリラ、ジグザクジギー、ゼンモンキー、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人(五十音順)が会見に出席した。

▲「キングオブコント2023」決勝に進出する10組

「よくこんな表現ができるなぁ」って人が集まった

10月21日(土)19時からTBSで生放送される『キングオブコント2023』。当日は14時からダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日』が8時間にわたって生放送される。キングオブコントは、お笑いの日の最後のプログラムとして放送され、MCは浜田雅功、審査員を松本人志、東京03飯塚、バイきんぐ小峠、ロバート秋山、かまいたち山内が務める。

決勝進出者会見のMCを務めた南海キャンディーズの山里亮太は、決勝進出者のメンツに「ただただ面白いだけの人たちが集まりました。キャーキャーと言われることもたぶんないでしょう」と山里流の賛辞を送った。「才能のある人たちには思い入れしないと決めているんです」と断言し、報道陣の笑いを誘ったが「よくこんなネタを思いつくなぁ、よくこんな表現ができるなぁって人の集まりだと思います。恐ろしい」とコメント。

10組のなかで、初の決勝進出は、カゲヤマ、サルゴリラ、ゼンモンキー、ファイヤーサンダー、隣人の5組。蛙亭は2年ぶり2回目、ジグザグジギーは7年ぶり3回目、ニッポンの社長は4年連続4回目、や団は2年連続2回目、ラブレターズは7年ぶり4回目の決勝進出となる。

初進出組のゼンモンキーは、荻野が「皆さんのことはリスペクトしていますが、本当に倒すつもりでがんばりたいと思います」と語りつつ「同じ事務所の後輩のえびしゃを倒すつもりで頑張った。感無量です」と語り、山里に「堂々とあまりカッコよくないことを言いますね」と指摘されていた。

カゲヤマの益田が「生意気かもしれませんが、優勝を狙います!」と意気込みを語り、隣人の中村遊直が「わてらなにわのコント師、東京もんには負けへんで!」と関西弁コテコテの意気込みを語り、周りの芸人全員からツッコまれるひと幕も。

▲ゼンモンキー(ヤザキ、荻野将太朗、むらまつ)
▲カゲヤマ(タバやん。、益田康平)
▲隣人(中村遊直、橋本市民球場)

ファイヤーサンダーのこてつは「我慢して我慢して、ようやく決勝にたどり着きました。相方には指導という名のパワハラを受けてましたんで」と明かし、相方の崎山が「ちょっと!」と遮ったが「今年、決勝に行けなかったら訴えようと思ってました。でも、決勝に行ったので全部チャラにします!」と告白した。

サルゴリラの児玉は「相方の赤羽とは幼稚園からずっと一緒で、40年間ずっと負け続けて、今回やっと決勝進出! 優勝を狙います!」と熱い意気込みを語った。

▲ファイヤーサンダー(こてつ、崎山祐)
▲サルゴリラ(赤羽健壱、児玉智洋)

4年連続4回目となるニッポンの社長は、辻が「去年、3回目の決勝(2022年)で終わったと思っていたのですが、また決勝に行けたので、今回で決勝4回目ですが、調子に乗らずに“3回目”くらいの気持ちでのぞみたい」とコメント。さらに優勝したら出てみたい番組を問われ、「ハイヒールさんの真夜中市場」と答えると、ケツが「出たないやろ!」と大声でツッコんでしまい、MCの山里を含め「そのツッコミはおかしい!」と糾弾されていた。

▲ケツを糾弾する山里

喜びを隠せず、華麗な返しやツッコミに甘えて、思い思いにボケてしまう決勝進出者に対して、山里は「記者の方々のペンがピタッと止まってますけど……」とダメ出しをしつつ、「こんな人たちと戦わなきゃいけない世代の人たちは大変。そのくらいスゴい芸人が集まってる」と語り、最後は「司会がうまい人には活躍しないでほしいです」とこぼしてしまい、「今日の会見、僕がイヤなやつで終わっちゃいました?」と話し、会見場を爆笑の渦に巻き込んだ。

『キングオブコント2023』は10月21日(土)の19時からTBSで生放送される。


〇【キングオブコント2023】ファイナリスト発表会見[YouTube]