東京・六本木にあるエンターテイメントショークラブ「Burlesque TOKYO(バーレスク 東京)」。TVやYouTubeなどで知った方も多いだろう。同性からの人気も高く、最近では名古屋の栄に姉妹店「バーレスクTS」をオープンするなど、その勢いは留まることを知らない。

多くのキャストを擁するバーレスク東京には、さまざまな経歴の人々が集まっている。そのなかでもTwitterのフォロワーが30万人、Instagramも13万人を超える人気グラビアアイドルでありながら、今年バーレスク東京のオーディションに参加、見事に合格し、現在はお店でパフォーマンスをしているのが、かおる(市原薫)だ。

ニュースクランチのインタビューでは、グラドルとして活動していた彼女がバーレスクの門を叩いたキッカケ、ステージデビューまでの苦労などを聞いた。

▲かおる【WANI BOOKS-“NewsCrunch”-Interview】

一度きりの人生だからこそのチャレンジ

――バーレスク東京で働いていると聞くと、小さい頃から人前に出るのが好きな方をイメージするのですが、かおるさんはどうですか?

かおる いえいえ、表に出る仕事をするなんて小さい頃は全く思ってなかったので、今こうして仕事してるのが自分でもびっくりです(笑)。小さい頃は動物が好きで、中学の頃に職場体験で保育園に行って保育士体験をして、“私もこういう仕事がしたいな”と思ってました。

――お子さんが好きだったんですね、そこからなぜ芸能の仕事に?

かおる 大学いったり、保育士の学校通ったり、エステシャンの仕事したり、そうしてたときに、これから人生どうしようかな〜って考えた時期があって、ちょうど芸能事務所のプロデューサーさんから声をかけられたんです。「グラビアやってみない?」って。

――かなりの急展開ですね!

かおる ですよね、スマホでAmazonのDVDランキングとか見せられて(笑)。自分でもあまりピンときてなかったし、芸能の仕事をやるなんて思ってもなかったんですけど、ちょっとやってみようかなと思いました。

――人前に出るなんて思ってもみなかったかおるさんが、“グラビアアイドルをやってみようかな”と思ったのにはキッカケがあったんでしょうか?

かおる 1回やってみて、ダメだったらそこで諦めてもいいや、と思ったんですよね。人生一度きりだし、やらずにあとで“あのときやっていれば……”と思うくらいだったら、やってみて諦めたほうがいいなって。それくらいの気持ちだったから、今でも芸能のお仕事を続けていられるのかなと思います。

――実際にやってみていかがでしたか?

かおる グラビアアイドルを始めてから、SNSを頑張るようにしていたんですけど、そこで知ったのは、ファンの方の支持や声がないと、お仕事のチャンスも巡ってこないということです。良くも悪くもSNSはフォロワーとしての数が皆さんに伝わるので、その数が少ないと撮影会も組んでもらえなかったりするし、オーディションの機会も巡ってこない。

――そうですね。自分が知らないタレントさんだったら、まずSNSをやってるかどうかチェックしますし、メディア側もフォロワー数で推し量ったりするところはありますね。

かおる はい。なので、改めて自分一人でなんとかなる世界じゃないんだな、ということを知りました。あとは、単純に応援してくださる方は、お会いしたことがない方がほとんどですよね。それでも私のことを好きでいてくれるのはとってもうれしいですし、実際にイベントや撮影会でお会いすると喜んじゃいます。今でも、“あ、あのアイコンの?”みたいな出会いがあると、本当にうれしいですね。

――では、グラビアアイドルを始めて、大変だった出来事はありますか?

かおる やはりDVDの撮影とか、動画の撮影ですかね? お芝居をしないといけなかったり、かなりきわどい衣装を着ないといけなかったり、右も左もわからないところから現場に入るのは、難易度が高かったです(笑)。

――そうなんですね。本日の撮影でも、スイッチがカチッと切り替わると言うか、さすがだなと感じたので、苦手だと思っていたのが意外でした。

かおる スチールの撮影は好きなんですけどね(笑)。DVDだと演技をしないといけないので恥ずかしいですね。