2月22日発売の『アップトゥボーイvol.336』は、表紙・巻頭に『アップトゥボーイ』永遠のミューズ・鈴木愛理が登場。現在、『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)でMCを務め、3月20日には最新アルバム『28/29』をリリース。今や、歌手という枠だけに収まらず、モデルや女優などさまざまな分野で活動を展開する彼女が、20代最後にアイドル誌表紙に再降臨! 11年ぶりの単独表紙・巻頭を務めます。

▲鈴木愛理

今回は“アイドル”がテーマ。2002年にハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格し8歳で弊誌初登場。“あぁ!”“℃-ute”“Buono!”……どのグループ、どの世代においても絶対的なアイドル性を放ってきた鈴木愛理が、ライブ会場さながらのシチュエーションで“最強アイドル”の姿を見せてくれます。また、これまでのグラビアを振り返りながら、過去・現在・未来と“愛理的アイドル論”を繰り広げたロングインタビューも必見です。

ここでは特別に誌面カットとインタビュー抜粋を掲載いたします。

※本記事は『アップトゥボーイ 2024年4月号』(ワニブックス:刊)より、一部を抜粋編集したものです。

“アイドル”は私にとって“天職”

鈴木愛理インタビュー抜粋

鈴木「今回のテーマを聞いたとき、大丈夫? って一瞬思いましたよ。だって、あと1か月ちょっとで30歳ですからね。挑戦だな、と(笑)」

——あえてお願いしたかったんです! “アイドルが憧れるアイドル”を体現してきた鈴木愛理だからこそ表現できる“アイドル”を見せてほしかったんです。そのため衣装もこの日のためだけに製作しました!!

鈴木「二十歳まで、ずーっと写真集を撮っていただいていたチームだからこそできたと思うんですけど、そのせいで最初は変なドキドキもあり(笑)。でも不思議なもので、当時のことを筋肉が覚えていて、感覚的にベスポジにピントがあったときに“ピキーン”ってなる感じがしたんです。そのなんとも言えない緊張感と、“THEアイドル”的な衣装との相乗効果で、このグラビアはより神聖なものになったと思います。“アイドル”とは、すごく上品で繊細なものだということ。それを作品として落とし込められたことがうれしいです」

——10代は学生生活と並行してアイドルとしても走り続けていましたけど、20代の10年間はいかがでしたか?

鈴木「10代は苦悩もありつつ本当にがむしゃらに頑張っていて、℃-ute卒業頃はメンバーともいい距離感になり、グループとしていちばん充実していたかもしれません。でも解散、ハロー!卒業後は10代同様、葛藤の日々でした。それがあるとき、“人が求めてくれていることを全力でやるのが私なんだ!”と思え随分変わっていきましたね。“愛理ちゃん見ると元気が出る!”なんて言ってもらえれるのがいちばんうれしい。その言葉が自信になりステージに立つと、自分が持っているパワーを全力で届けたい!! と感じる。あらためて“アイドル”は、私にとって“天職”なんだと思います」

▲鈴木愛理