――予想以上にダーク系に親和性が高い方々が続いて驚いています(笑)。
太田:私は『Karma』全体の歌詞を見て、1サビと2サビを比べてみると、1サビでは“周りの人を裏切れないよ”とか、自分の気持ちを抑えなきゃって思ってるけど、2サビになると“君をこの手にできるのならば/地獄の底に堕ちたっていいさ”ってもう気持ちが溢れ出しちゃってる! この変化にすごく物語性を感じるんですよね。そしてさっき美桜ちゃんも言った“不道徳なこの行いが/愛の始まりだっていいじゃないか!”でもう開き直っちゃってる(笑)。私もこの歌詞が大好きで、歌うときもすごく気持ちが入ります!

1人1人武器を持ってるのが今のSKE48!!
――是非みなさんパフォーマンスを見るときは、そこに注目して欲しいですね〜。さて、SKE48さんの最近の大きな出来事といえば、今年1月に久しぶりのチーム替えが発表されて、チームの再編成が行われ4月から新しい体制がスタートしました。この中に、新しくリーダーになった方も、リーダーの職を解かれた方もいますが、変化を感じる部分があったら教えていただければと思います。
伊藤:私は前のTeamKⅡでは期で言うと下から2番目で、先輩についていくみたいな立ち位置だったんですけど、4月からKⅡのリーダーをやらせていただくことになって、人生で人前に立って発言するとか。集団を引っ張るみたいなことを全然やってこなかったので、自分にできるのかなってすごく不安で・・・。
4月のなりたての時期にさとかほさん(佐藤佳穂)に相談したんですけど“この職が実希ちゃんを強くさせるよ。人前で喋る時とか緊張しなくなるよ”って言ってくれて、正直その時は全く想像がつかなかったんですけど・・・。この前自分の生誕祭時にステージで話してて“あれ! 自分全然緊張しないで話せてる!”って気づいて、さとかほさんの言った通りだ! まだ数ヶ月だけど自分成長してる! ってすごく嬉しかったです。

――その佐藤さんは、逆にリーダーじゃなくなったわけですけど、変化はありますか? 楽になったりとか!
佐藤:楽になりました(にっこり)!! やっぱりしっかりしてなきゃって部分が本当に多くて。公演のMCとかでも、前のTeamEはふざけたいメンバーがたくさんいたので(笑)、まとめなきゃって意識がすごく強くて。今から考えると、“リーダーはこうしなきゃいけない”って固定観念が強すぎた気もして、もっと自由にやってよかったなとも思うんですけど。最近はそのぶん自分がふざけたい時にふざけて、伸び伸びとやっています。ファンの方からも“佳穂ちゃん変わったね!”って言われますね。
――なるほど〜! SKE48全体の空気感みたいなもので、変化した部分とかありますか?
佐藤:元のS、KⅡ、Eがオリジナル公演をみんなが経験していて、その上でのチーム替えだったので、メンバーがレベルアップした状態でチームが組まれたので、どのチームにも芯があるというか。4月からどの公演をやるのか分からないまま進んでたんですけど、どのチームにどの公演が来ても大丈夫な自信がありました。その上で新しいチームになって急成長しているメンバーもいるので、SKE48全体がいますごくレベルアップして良い感じだと思います。
――素晴らしい。最近は本当に様々なタイプのアイドルがいますけど、今のSKE48の魅力と言うと何でしょうか?
太田:今のSKE48って、結構メンバー1人1人がちゃんと武器を持ってる感じがあるんですよ。佳穂だったらラジオ番組を持ってたり、実希だったらSASUKEのアイドル予選会で優勝したり、最近だと相川暖花がSNSでバズって今回選抜に選ばれてテレビも出たりとか! そういう1人1人の力がグループ全体の力になっていくと思います。
佐藤:あとやっぱり、他のいろんなアイドルさんと違って、私たちには劇場という場所があるので、そこでたくさん汗と涙を流して、一番熱い場所としてアピールしつつ、もっと大きいステージを、ファンの皆さんと一緒に目指して行きたいと思います!
