この4月から、久々のチーム替えでチームの構成が一新されたSKE48。新体制初となる35thシングル『Karma』は、大親友の恋人に抱く禁断の恋愛感情がテーマ。今回熊崎晴香とのWセンターで初センターを務める佐藤佳穂と、伊藤実希、太田彩夏、西井美桜の4人に話を聞いた。

ドロドロした世界に惹かれます!

――『Karma』のMVを拝見して、SKE48さんの劇場の前の道路のシーンから始まるので、最初“えっ! 人と車を止めて撮ってるの!?”って見事に騙されて!

一同:(笑)

――皆さんのオフショットで巨大なセットとCGの組み合わせだと理解したんですけど・・・。まずあのMVに関してはどんな印象ですか?

佐藤:やはり私たちが日頃から歌って踊ってるサンシャインサカエのセットを作っていただけたのは、今のSKE48とこれからのSKE48を見せたいって意味が込められてるらしくて、そういう楽曲の選抜メンバーに選んでいただけていることが嬉しいですし、あんな大がかりなセットを用意していただけたのも、愛を感じてすごく嬉しいです。ファンの方々も“そのまんまじゃん!”ってビックリしてました(笑)。

▲佐藤佳穂 1997年5月16日生まれ。愛知県出身。

太田:私が今回のMVで一番好きなシーンはイントロなんです。最初2人から始まって、全員が左右から入ってくる感じ。実はメンバー的にあそこが一番苦戦した部分なんですよ。フォーメーションが難しくて! 5、6回くらい撮り直したんですよね。でも完成したMVを見たら俯瞰からのショットですごく綺麗な円が描かれていて! やはり普段からみんな意思疎通できているのがあのシーンに出てるんじゃないかなって思います!

伊藤:私は、アイドルのMVのリップシーンがすごく好きで、自分が参加するMVには絶対欲しい! って思うんですけど、今回自分の歌割が全部リップシーンで使っていただけててすごく嬉しいです! 最後は選抜メンバー16人の顔がバッて全部映ったりして、カッコいいと同時にメンバーの顔も覚えてもらえる、素敵なMVになってると思います!

――曲自体に関してはどうでしょうか? 人間の背負う“業(ごう)”などを意味するタイトルで、AKB48グループのシングル曲には珍しい、ドロドロ三角関係がテーマになっています。

西井:私はもともとドロドロした話が好きで、ドラマとか。だからめっちゃ好みですね。特に2サビ前の“倫理観なんてどうでも良くなるよ”と2サビ終わりの“不道徳なこの行いが/愛の始まりだっていいじゃないか”ってところが好きです!

▲西井美桜 2001年3月16日生まれ。大阪府出身。

佐藤:私は2サビの“人の心には悪魔がいる”って歌詞がすごく好きで! 私、ホラー映画がすごく好きなんですけど、願望を叶えるために悪魔と契約するシーンとかあるじゃないですか。人が何かを得ようとするとき、自分の今まで知らなかった面と向き合う瞬間があったりすると思うし、そういう誰しもが持ってる一面を表現している気がして、刺さりました!