キノコ、おでんは酒のつまみに最高!

豆類に続いて、おつまみにしてほしいのは、これまでにも何度か出てきたキノコ類。キノコも身体にすごくいい食品です。ビタミンD2の元になるエルゴステロールが豊富に含まれていますし、血液をサラサラにするレンチオニンとグアニル酸も豊富です。

さらに、脂肪吸収を抑えるエリタデニンが含まれているので、脂っこい食べ物が好きな人にはおすすめです。先日(9月20日)も言いましたが、焼肉のお供にもキノコは最高です。

また、キノコには食物繊維が豊富なので、繊維質が肉の不要成分を掃除してくれます。肉を食べる時は、付け合わせは必ずキノコ。そして、焼肉屋には必ずあるワカメスープや海藻サラダをつまみながら、美味しく焼肉を食べるのがいいでしょう。

野菜がもっと欲しいというのなら、野菜スープで十分。生のサラダは、ほとんどが水分ですから、お酒が大好きなことに引け目を感じ「健康のために」などと言って、あえて生サラダを頼む必要はありません。

お酒を飲みながら、野菜を摂りたいと言うのなら、ポトフやおでんなど、煮物がおすすめです。おでん屋さんで大根やニンジンなど、煮崩れしない野菜を食べていれば「酒飲みこそ健康」と言えるでしょう。

▲キノコ、おでんは酒のつまみに最高! イメージ:PIXTA

食物繊維という視点から言えば、漬物もいいですね。ただし、塩分が高いので、その点は気を付けなければいけません。

海藻やキノコ、それにおでんや漬物をつまみに飲んでいれば、一日20gの不溶性の食物繊維の摂取は難しくはないでしょう。

また、食物繊維入りのドリンクを高いお金を出して買って飲む必要もありません。気休めに程度に考えましょう。

もちろん補助的な意味で摂ることは否定しません。しかし「これさえ飲んでおけば大丈夫だ」という考えが一番いけません

※本記事は、今津嘉宏:著『115歳が見えてくる“ちょい足し"健康法』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。