女性でもAGA(男性型脱毛症)を発症するケース

新保 女性も年齢を重ねるにつれて、毛量が少なくなることがあるようですね。男性と女性の悩みでは、症状に違いはあるのでしょうか。

西垣 男性の薄毛は、生え際や頭頂部から進行するのに比べて、女性の薄毛は、分け目のあたりから範囲が広がっていくのが大きな違いです。

ただ女性の中にも、男性型脱毛症と同じような症状が出る方もいます。お仕事が忙しいとか、ストレスや生活習慣の乱れが影響して、男性ホルモンが活発になると、そういった症状が出やすくなるようです。

新保 男性と同じくらい活躍している女性も増えています。そうした背景も、薄毛に影響があるのかもしれませんね。女性は男性より見た目を気にするので、どこに相談したらいいのかと悩むことになるでしょうね。

西垣 以前に比べると、女性のご相談も増えているように感じます。当院では女性と男性はもちろん、同性であっても他の患者さんと顔が合わないよう配慮しているので、ある程度は足を運びやすくなっているのかなと思います。

▲入り口が男性と女性で分かれているAGAスキンクリニック 横浜院

新保 男性と女性では、治療の方法も違うのでしょうか。

西垣 薄毛の進行を抑えるお薬は女性、とくに妊娠期の女性に影響を与える可能性があるので、男性とは違うお薬を使用していただいています。それ以外は特に差はなく、基本的には同じものだとお考えいただいていいと思います。