リアルな状況設定と息の合った3人の掛け合いで、コント師として評価の高い東京03。今年9月に上演され、話題を呼んだ単独公演『ヤな塩梅』。普段の半分のキャパシティーでのライブ、配信形式……コロナ禍での新しい形の公演に何を感じたのか。そして今回の公演のこだわりなど、11月27日~29日に決まった追加公演の直前に聞いてきた。
来てくれたお客さんが、想像以上に笑ってくれて・・・
――単独公演『ヤな塩梅』の追加公演決定おめでとうございます。
飯塚・角田・豊本 ありがとうございます!
――コロナ禍といった状況もあって、いつもとは違った形式で観客数も半分の中でのライブでしたが、率直にいかがでしたか?
飯塚 観客数が半分って聞いたときは、やっぱりお客さんの笑い声もそんなになかったり、重~い空気でネタをやることになるのかなって思っていたので、笑いが相当少ない想定をしていたんですよ(笑)。でも来てくださった皆さんが、かなり笑ってくれて。あんまり、やりにくさは感じなかったですね。逆に自分たちでハードルを下げてのスタートだったので、むしろすごく笑ってくれるなって感じですね。
豊本 お客さんには、マスク着用をお願いしていて。周りからもマスクをしていると、声がこもるから笑い声も聞こえにくいって言われていたので、もう笑いが全く聞こえないくらいの想定で(笑)。
角田 だから正直、お、ウケた~!って思いましたね(笑)。
――いつもと変わらない、いい雰囲気の公演だったんですね。
飯塚 そうですね。自分たちでハードルを下げていた分、気持ちが楽でしたね。
――来場者数を制限するに伴って、ライブを配信でも見ることができました。
飯塚 ぶっちゃけていうと、配信は思ったより見てもらえませんでしたね(笑)。配信ライブが始まりだした頃に、サザンオールスターズさんや星野源さんで10万人も配信で集まったって聞いていて、さすがに比べるのは……と思いつつも、1/10くらいは集まって欲しいって思っていたんですけどね。
角田 読みが甘かったなぁ~(笑)。
飯塚 5月に配信したリモート単独公演『隔たってるね。』が、本当にたくさんの方に観て頂いて、コメントでも「これ無料でいいの?」とか「逆にお金払わせてくれ」とか、みんな言ってたから強気の4,500円にしたんですけど、払ってくれなかったですね~(笑)。
豊本 勝手にちょっと裏切られた気持ちに(笑)。
――お笑いファンはシビアなんですね……。やっぱりライブは生で観て、同じ空間を共有したいって気持ちが強いんですね。
飯塚 やっぱりそうなんですかね。確かに会いたいっていってたからなぁ~(笑)。
角田 確かにそういうコメント多かった!
豊本 ライブはやっぱり生で観たいんだな~!