外国人が多い区、少ない区の現実

 

続いて、純粋な東京都の人口です。

東京の人口はこの23年間、増え続けています。2019年11月の時点で1395万人! 前年に比べて10万人も増加しています。

人口増加の理由は、他県からの移動による社会増減です。出生数から死亡数を引いた「自然増減」だけを見ると、9594人減っていますが、外国人をふくめ、その分流入は増えているのです。

2018年3月に公開された東京都の発表によると、東京都の人口は、今後も増え続けると予想しています。人口のピークは2025年で、1,400万人を超えるとのこと。

また、日本で唯一、若者の人口が増えている東京ですが、高齢層のデータを見てみると、65歳以上の人口は23.0%で全国46位。やはり若者の流入は進んでいます。

最後にここ最近取り上げられることも増えた在留外国人のデータもご紹介します。

2011年の東日本大震災と原発事故の影響で、2012年には約203万人にまで減少しました。その後、訪日外国人観光客(インバウンド)の増加とともに在留外国人も増え、2015年以降、毎年、過去最高を記録。現在は263万人が日本に在留し、東京には55万人が住んでいます。

東京都で最も多いのは中国人で、23区内に約18万人が居住しています。そのなかで最も多いのは江戸川区で約1万5000人。その後、江東区、板橋区、新宿区と続きます。

2番目は韓国で約9万人。その後フィリピンが3万人、ベトナム2万8000人と続きます。

余談ですが、区で見てみると、外国人が最も多いのは新宿区で4万人、次いで江戸川区、足立区となります。最も少ないのは千代田区で2500人となっています。

『住むんだったら東京です』は次回2/28(金)更新予定です、お楽しみに。