指原莉乃プロデュースのアイドルグループ≠ME(ノットイコールミー)のメンバー、永田詩央里による、初となるソロ冠ラジオ番組『≠ME 永田詩央里のけれけれ』が7月4日から秋田のABSラジオで放送開始された。

▲≠ME 永田詩央里

メンバーきってのラジオ好きとしても知られる永田に、番組への意気込みや、ラジオ愛について語ってもらった。

「ラジオがずっと好きだったので本当に嬉しい」

――ABSラジオ『≠ME 永田詩央里のけれけれ』、本日が2回目の収録となりましたが、初回の収録に比べて、意識した所はありますか?

永田:初回収録のときはすごく緊張してしまって、終わってからとても反省したんです。収録後にスタッフの方から、“ここは良かった、ここはもう少し頑張ろう”と改善点をお聞きして、そこを意識したのが今回の収録ですね。普段からラジオを聞くという事は好きでしていることなのですが、より自分が話すという事を意識して、パーソナリティーの方のお話を聞いて、勉強させていただいたりしました。

あと、ファンの方からは“しおりんの好きなようにしてね”“自分なりに楽しく話していたら、それでいいと思うよ”と温かい言葉をいただいたのも気づきになりました。でも、その言葉に甘えないようにしないとな、と思っています。

――凄くストイックですね。収録を拝見させていただいたのですが、ひとり喋りで、永田さんなりの言葉を使って、時には少しボケを入れたりしてお話されているのが見事だなと思いました。

永田:嬉しいです、ありがとうございます! 初回よりは緊張しないでできたかな、と思うのですが……、まだまだ、もっと良くしていきたいです。

――やはり、初めてのソロ冠ラジオ番組ということもあって、想いが強いですね。

永田:そうですね。まだ放送前にもかかわらず、番組の公式X(旧Twitter)のフォロワーが2500人を突破したり、ファンの方から“ラジオがはじまるのが嬉しい”とコメントをいただいたり、私自身、ラジオがずっと好きだったので、本当に嬉しいんです。

私自身、もともと存じ上げていた方の番組はもちろん、ラジオを通して知った方の番組も楽しんで聞いていて、その方が普段どんな活動を主にされているのか、最初は知らなくても楽しめるのがラジオの魅力だと思っているんです。『≠ME 永田詩央里のけれけれ』も≠MEや永田詩央里を知らない方が、ふとした時に聞いて、面白いなと思ってもらえるような、間口の広い番組になったらいいなと思っています。

――「自身の愛する音楽やラジオといったカルチャーについて熱く語りながら、秋田の魅力もリスナーと共に学んでいく」というのが番組のコンセプトです。秋田のかたに広く聞かれるラジオになるといいですね。

永田:はい! 私は出身が広島で、今は東京に住んでいるんですが、これまで秋田に行ったことがないんです。なので、コンセプトの通り、この番組を通して私も秋田の魅力を知っていきたいですし、実際収録2回目にして魅力的な情報をいただいているんです。特に秋田の文化や、秋田に住んでいる方々が普段どんな生活を送っているのか。お祭りにも興味がありますし、私は人形劇が好きなのですが、秋田にはこういう芸能があります、とか、こういう伝統があります、みたいな事も知っていきたいですし、皆さんに伝えていけたらと思っています。

▲リスナーからのメッセージに丁寧に目を通す永田。

 

秋田の「飛び出し坊や」事情が知りたい!

――ラジオでも端々に芸能や音楽への愛情を感じました。

永田:ありがとうございます。番組では「しおりん聞いてけれ」というリスナーの方々の、普通だったら忘れてしまいそうなことを私に伝えてもらうコーナーや、「秋田のしおり」という、秋田のオススメスポットを教えてもらって、いつか私が秋田に行くときのための栞を作ろうというコーナーがあるんですが、これも毎回楽しいです。

――例えば「秋田のしおり」とか、こういう情報が欲しいとかはありますか?

永田:私、喫茶店が凄く好きなので、秋田県にあるいい感じの喫茶店情報を知りたいですね。あとは、飛び出し坊やも好きで。

――飛び出し坊や!? あの通学路とかにある男の子の看板ですか?

永田:はい(笑)。意識して見てみると、意外と街には飛び出し坊やがいるな、という事に気づいたんです。しかも、地域によって色々な種類の「飛び出し坊や」がいるんだなという事に気づいてから、見つけたら写真に収めたりしています。地元広島にも色々なタイプの「飛び出し坊や」がいるんですよ。だから秋田の「飛び出し坊や」事情も知りたいです!

 

――それは面白そうですね(笑)。こうやってお話をしていても、ラジオ愛が凄く伝わってくるんですが、永田さんに「今オススメのラジオ番組」をお聞きしたいな、と思いまして。

永田:うーん! たくさんあって難しいのですが…。

――好きなラジオ番組だったら選びきれないだろうな、と思ったので、最近聞き始めて良いと思ったものとか、直近で限らせていただいたのですが、それでも沢山あるとは…!?

永田:(笑)。1つ選ぶとすると、直近で聞き始めて、凄く面白いな、と思ったのはラジオ日本で放送されているタブレット純さんのラジオ『タブレット純 音楽の黄金時代』です。タブレット純さんのひとり喋りで、1960~70年代のグループサウンズ、フォークソング、ムード歌謡などを紹介するんですけど、個人的には“出会えた!”と思うくらい、私好みの番組で。楽しみながら勉強させていただいてます。

――たしかに! 永田さん好みの番組ですね。あと、本当にラジオが好きなんだなというのが伝わってきます。

永田:ありがとうございます。本当にラジオが好きすぎるがあまり、知らず知らずのうちに、自分の中のハードルが高くなっていたんです。『≠ME 永田詩央里のけれけれ』をはじめるにあたって、色々な番組を聞いたのですが、一人で2時間以上喋り続けているパーソナリティーさんの番組だったり、逆に時間は短くても、喋りのテンポや速さで、短いと感じさせないような番組だったり、改めてラジオって色々な番組があって、それぞれに魅力があるなって気付いたんです。

私自身もこの番組をどんどん良くしていきたいし、多くの方に聞いていただきたいのはもちろんなのですが、もっと気負わず、自分なりのテンポや言葉を見つけていけたら良いなと思いました。

――最後に、『≠ME 永田詩央里のけれけれ』を通してやってみたいことをお聞きしてもいいですか?

永田:まず秋田に行ってみたいです。これはマストなんですが、秋田で公開放送ができるといいですね。そのためにはまず秋田の方々に番組を認知していただきたいですし、私自身、秋田の魅力を番組を通してもっと伝えていけたらと思っています。あと、これは公開放送に付随した夢なんですけど、いわゆる秋田の方々がみんな知っているような有名な所じゃなくて、“秋田の方もびっくりするような秘境地でリスナーさんを集めて、『≠ME 永田詩央里のけれけれ』の公開放送ができたら嬉しいです。

――すごい、永田さんらしい独特の夢ですね(笑)。

永田:秋田の皆さんもあまり知らないような場所で公開放送ができたら、私も知らないことが知れて楽しいし、皆さんも秋田の新しい魅力を発見できるんじゃないかと思います。秋田にお住まいのかたも、そうでないかたも、ぜひ『≠ME 永田詩央里のけれけれ』を聞いて下さい!


『≠ME 永田詩央里のけれけれ』
●パーソナリティ:永田詩央里
●放送開始日時:2025年7月4日(金) 23:30~24:00
●放送局:ABSラジオ(radiko、各種Podcastでも配信予定)
●放送時間:毎週金曜日 23:30~24:00
●ABSラジオ公式ウェブサイト:https://www.akita-abs.co.jp/radio/
●番組公式X:https://x.com/nagata_kerekere
●おたより募集フォーム:https://forms.gle/rEqnu4BkopNYu2A28