女っぽすぎな女性には、ちょっと引いてしまう。そんな奥手な年下男子が狙うのはどんな女性がいいのか? 実際に年下男子をゲットし、結婚まで至った元・戦力外女子のみきーる女史が、年下男子と年上女性との恋愛指南をしてくれました。

※本記事は、みきーる:著『「戦力外女子」の生きる道』(ワニ・プラス:刊)より一部抜粋編集したものです。

年上女性とのマッチングポイントは?

「皮をむくのが面倒だから、リンゴは好きじゃない」という人がいます。こういう人は、甘い実を思う前に「皮がなぁ」と引っかかってしまう。

同様に、異性と付き合うとき、人柄よりも年齢を気にする人がいます。「彼女はいい人だけど、もう30歳だし……」みたいなことですね。

これが女性の場合だと、年齢が“年収”に置き換わり「彼はいい人だけど、年収300万しかないんだよね……」といった判断になる。どちらも「もったいないな」と思います。

戦力外女子と恋に進める男性は、リンゴといったら、まずはおいしい中味にピンとくる人。「リンゴって皮がやっかいじゃん?」なんてツッコミも、どこ吹く風。気づけばちゃっちゃと皮をむき、その実にかぶりついていたりするのです。

▲リンゴを例にするとサクっと皮をむいて食べちゃう人 イメージ:PIXTA

戦力外女子にピッタリな年下男子は、どこにいるのか? もちろん、生息地が決まっているわけではありません。

たとえば、同僚や後輩にバイトくん、出入りの業者さん、行きつけの店の店員さんや常連さん、オンラインゲームのお仲間などなど、彼氏候補は、いたるところに潜んでいると思われます。

彼らの“人となり”もまた、ステレオタイプに語ることはできません。けれど、私が見てきた例として、以下のような特徴が挙げられます。

戦力外女子にふさわしい彼って「どちらかといえばおだやかでチャラくない。素直で物怖じせず、年長者に可愛がられる。人の話にきちんと耳を傾け、親切で礼儀正しい」。

年下のカッコイイ子はいねぇか!? と目をギラギラさせるより、まずはこんな男性がまわりにいないか、もう一度見渡してみるといいと思います。

今すぐ恋の相手にならずとも、しばらくして気になる人になるかもしれません。

私の場合も、彼との関係が始まったのは出会ってから3~4年後のことでした。それまで「感じのいい子だな」とは思っていましたが、そこ止まり。まだ機が熟していなかったのです。

ところで、こちらだけでなく、戦力外女子を射止めた年下男子にも、話を聞いてみました。

彼らによると「自分がまだ未熟なうちに、“できあがってる年上女性”と出会えたのがよかった」ということです。特に、自分が20代、相手が30代くらいなら、そこまで身構えず話せそうだし、戦力外女子の生きざまを、おもしろく、頼もしく見ることができるそう。

戦力外女子が見るべきは、年下男子の心根のよさ。それに“伸びしろ”という将来性。そして、年下男子が惹かれるのは、私たちの個性、すなわち“おもしろ”です。

“伸びしろ”と“おもしろ”のマッチング。それこそが戦力外恋愛の正体と言えましょう。

▲もう一度見渡してみよう イメージ:PIXTA