写真集を事前に購入いただいたファンと、オンラインで1対1のトークを行うイベントを6月27日(日)にHMV&BOOKS onlineで開催した伊藤萌々香。イベントを行うのは約1年半ぶり、しかもオンラインでのビデオ通話形式も初めてということもあって、ファンの皆さんも緊張していたようだが、会話が始まればあっという間に距離が縮まり、束の間の時間を楽しんでいた。
発売直後に重版が決まりファンも一緒に歓喜
20代では初、自身3冊目の写真集となった『であい。』では、トレードマークのロングヘアに自らハサミを入れるシーンや、ランジェリー姿も初披露するなど見どころが満載の内容。これらの多くは“今までに見せたことのない伊藤萌々香を見てほしい”と伊藤本人から出たアイデア。ページをめくるたびに新たな伊藤萌々香に出会える自信作に仕上がった。
オンライントークイベントでは、あらかじめ予約した時間になると、画面に伊藤が登場する。うれしい反面、一瞬ドキッと固まってしまうファンの皆さん。しかし、彼女の親しみのある「ひさしぶり~」「おひさ~」といった呼びかけですぐに緊張がほぐれる。伊藤の写真がたくさん飾られた自室や車の中など、それぞれのプライベート空間から参加していた。
「重版おめでとう! そうなると思ったよ!」とお祝いコメントをもらったり、写真集の好きなページについての感想を聞いたり、出演して話題となったドラマ『ガールガンレディ』『にぶんのいち夫婦』でのお芝居についてなど、さまざまな話題で楽しい時間があっという間に過ぎていった。
友人から「買ったよ!」と一番報告があった写真集
イベント前の伊藤萌々香に直撃し、改めて写真集について振り返ってもらった。
――発売後すぐに重版が決定しました。おめでとうございます。周りの反響はいかがですか?
「今までで一番『買ったよ!』と連絡がきます。なんでなんだろうと考えたんですが、多分、私自身の反応がこれまでと違うからかもしれません。『写真集を出すんだね』と言われると『本当にいいから見てほしい!』と、今まで以上に自分から宣伝してしまっているんです。だからか、周りの友人やお仕事の仲間がみんな買ってくださってます」
――皆さんの感想はいかがですか?
「髪を切ったあとシーンのほうが評判がいいです。ロングヘアのほうがよかったという声もありましたが、安心しました(笑)」
――そもそもの話になりますが、写真集の企画を聞いたときの気持ちを聞かせてください。
「正直、今まで出したのは2冊の写真集は、照れくさいような恥ずかしさがあって、またあの感じの写真集になるのかな……と思いました。でもまた出せるのはすごくありがたいし、応援してくれる人はうれしいと思うし、まずは話を聞いてみよう! という感じでした」
――打合せのときは積極的に意見を出してくださいましたね。
「1回目の打合せのときに今回のコンセプトを聞いて、今までとは違うものになりそうだと感じたし、まさに今、私が出したい! と思っていたものと同じだったんです。だから、まずは思っていることを全部伝えてみようと自分の想いを伝えました」
――個人活動をスタートしたタイミングだったことも大きかったですよね。
「グループのときはイメージカラーもありましたし、萌々香といえばポニーテールというイメージもあって、そこから大きく離れたことをするのは難しかったと思うんですが、今回は自分の色をもっと出せるし、今まで見せたことのないものを出せるタイミングだと思いました」
――『であい。』は、これまで以上に表現が増えた内容になりましたが、衣裳を着てメイクをすると、スッと雰囲気が変わっていくのが印象的でした。
「お芝居をしているときも、衣裳や髪型でイメージを固めていくタイプなので、それはすごくあったと思います。レッスンをしていても『萌々香は衣裳を着たほうが雰囲気が変わる』と言われてましたし。実際、演じる役柄やセリフによっては、“今日の髪はボサボサでいこう”なんてことも。それが今回の写真集にも出て、表情のバリエが増えたのかもしれません」
――撮影に向けて体も肌も完璧に作ってきたプロ意識も垣間見えました。
「体に関しては前回の写真集で後悔があったんです。もうちょっと絞ったほうが絶対によかったなとか、このカットは頑張ってお腹を引っ込めてるな……とか(笑)。今回はそれを無くしたいと思って、撮影日から逆算して準備をしました」
――イベントを開催することも久しぶりですね。
「1年半ぶりです。『明日はイベントだよ』とSNSで言ったら、みんなから『緊張してる』とリプが返ってきました。間が空いてしまったことで余計に緊張感が高まってるのかもしれません。今日はオンラインのイベントですが、遠方の人も参加しやすいのがいいですよね」
――緊急事態宣言の発令により延期になってしまったお渡し会のイベントは、7月24日(土)に振替えられることが決まりました。
「以前はみんなに会えるのが普通のことでしたが、そういう機会が無くなった今、1回のイベントに対しての楽しみが以前とは全然違います。毎週のようにイベントで会って『また来週ね~』なんて言えたころも楽しかったけど、あんなに顔を合わせていたファンの方々と全然会えなくなり、1年半ぶりになるとは思ってもいませんでした。だからこそ、今回の写真集を出すことができて、そしてイベントを開催することができて本当によかったです。久々にリアルに会える7月24日が楽しみで仕方ないです」