めでたいこと尽くめだった11月2日
11月2日、つまり『SENSITIVE』の発売日当日に、渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAにてリリースイベントが開催された。
記念すべき日、というだけでファンのテンションもあがるが、加えてこの日は市川優月の18回目の誕生日ということもあり、ゆづ推しが続々と来場。場内は熱気に包まれていた。
ある意味、この日の主役となった市川優月のソロ曲でイベントはスタートし、そこに彼女の生誕グッズであるトレーナーを着用したメンバーが登場する、というこの日だけの演出。このアットホームな雰囲気もアメフラっシの現場の魅力のひとつだ。
そして、リリース日にイベントを開催する、ということは……アイドルファンであれば、もうピンとくるだろう。壇上でオリコンデイリーチャートの発表がある、ということを意味する。
これまでも幾多のアイドルたちが、初めて流通した自分たちのCDに順位がつけられる、という現実を突きつけられ、その結果にうれし涙や悔し涙を流してきた。そのシーンは当日、イベントに立ち会ったファンのあいだで「伝説」として語り継がれていくことになる。
インディーズ時代のももクロが、ヤマダ電機の前でランキング(初登場11位)を発表して大号泣する映像は、彼女たちが国立競技場に到達するまで、何度となく流された。まさに伝説のはじまり、なのである。
その瞬間が、この日もやってきた。
結果はデイリーチャート2位!
この日に関していえば、アメフラッシは「日本で2番目にCDが売れているアーティスト」として認定されたことになる。
今までも「キテる感」は、いろいろなところで感じることがあったものの、こうやって明確な順位や数字で示されると、リアルにグッとくる。もっとも初動だけがよくてウイークリーチャートではトップテン圏外に沈んでしまう、という例も多々あるので喜んでばかりはいられないのだが、アメフラっシはウイークリーチャートでも初登場7位! その勢いがホンモノであることを数字で証明してみせた。
市川優月に贈られるはずのバースデーケーキが、こっそりとメンバーの人数分も用意されていたのは、翌日がアメフラっシにとって3回目の結成記念日であること、そしてデイリーチャート2位のお祝いだったのだ。