NewsCrunch編集部2022年の4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業。それを記念して4月2日(土)と3日(日)の２日間にわたり、なんばグランド花月で吉本興業創業110周年特別公演『伝説の一日』が開催されている。千穐楽の壱回目に出演した桂文珍、かまいたちが取材に答えてくれた。
「今回は吉本を支えていると思ってのぞんだ」(山内)
この舞台に立った感想を聞かれると、かまいたち濱家は「ネタ時間３分半と言われたので、通常の３分の１に縮めて超高速でやりました。でも、山内にいきなり“ZIP!クビ”ってイジられたので、時間が伸びて、めちゃくちゃ腹立ちました」と語った。
桂文珍は「こちらは笑いを届けているが、今日はお客さんから元気を返してもらった。久々に生きててよかった、この仕事やっててよかったと思いました」と感慨深く話した。
「伝説の一日」にかけて、吉本にまつわる伝説について聞かれると、山内は「自分のことなんですけど、去年の有馬記念で自腹で100万勝負して、クビ差で2300万を逃しました。そのあとのルミネ出番の記憶がないんで、あれも僕にとって伝説の一日」と悔しがりながら語ると、濱家は「文珍師匠から“漫才うまくなりましたね”と褒めてもらえて、すごくうれしかった。今日こうして同席できるのも伝説」と話した。
それを受けて文珍は「かまいたちの２人のように、若い芸人たちの成長がうれしい。ネタも今までになかったアプローチで作ってくる。次の人たちが育っているから、今度は噺家でそういう人たちが出てきてほしい。俺を踏み台にして、先に行く、その背中を見て死にたい」と熱い想いを口にした。
110年間“笑い”を発信し続けてきた吉本興業が、伝統と最新の「笑い」を同時に見せてくれた、まさに「伝説の一日」だ。このイベントの模様は、FANYオンラインで4月11日(販売は4月10日)まで見逃し配信もしているので、自宅からでも「伝説」を楽しむことができる。気になる人は『伝説の一日』ホームページを確認してみよう！
