2022年の4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業。それを記念して4月2日(土)と3日(日)の2日にわたり、なんばグランド花月で吉本興業創業110周年特別公演『伝説の一日』が開催されている。初日の参回目に出演してネタのトリを務めた中川家、そしてミルクボーイが取材に答えてくれた。

▲吉本興業創業110周年特別公演『伝説の一日』

「120周年も後ろのポジションでやりたい」(内海)

ミルクボーイの駒場は「100周年のときは、映画館にお金を払って、お客さんとしてパブリックビューイングで見ていた。だから、110周年に芸人として参加できたのはとてもうれしい」と喜び、内海も「(コロナで最前列を空けていた期間が長かったが)今日は久しぶりに、最前列にお客さんが入っていたのがうれしかったです」と語る。

中川家・剛も「純粋にお笑いを見に来た人で、会場が盛り上がって、お客さんに圧倒されました。やりやすかったね」と熱気あふれる客席の様子に顔をほころばせた。

また、100周年の思い出について問われると、剛は「10年前はクサってたからなぁ、年齢的にも中途半端やったし。今は2人とも50歳超えて落ち着いてきたのか、ここで舞台を見ていた子どもの頃を思い出した」と明かすと、礼二も「100周年のときはお客さんが重くて、全員うっすらスベってた記憶がある。今回は本当やりやすかった」と語った。

吉本の師匠たちの「伝説」について問われると、剛は「西川きよし師匠ですね。今日の口上のときも、僕ら何も言うてへんのに『なんや君らは!』って突っ込んでくる」と笑い、それを受けて駒場も「僕も、きよし師匠のようにイジられる存在になりたい」と、吉本のトップ芸人として君臨しながらも、後輩たちに愛されている西川きよしへの憧れを語っていた。

さらに、子どもが生まれたばかりの駒場は、父親になった喜びを語りつつも「スベったときとか、家に帰って赤ちゃんを抱っこすると泣きそうになる。スベった日は、子どもが重く感じるので、これはいかんなと思います」と、これからは父親の自分と芸人の自分は分けて考えなくては、と語った。それを聞いて父親として先輩の剛が「子どもを可愛がれば可愛がるほど仕事スベるで」と茶化していた。

110年間“笑い”を発信し続けてきた吉本興業が、伝統と最新の「笑い」を同時に見せてくれた、まさに「伝説の一日」だ。このイベントの模様は、FANYオンラインで4月11日(販売は4月10日)まで見逃し配信もしているので、自宅からでも「伝説」を楽しむことができる。気になる人は『伝説の一日』ホームページを確認してみよう!

▲取材に応じるミルクボーイ(駒場、内海)、中川家(剛、礼二) 

吉本興業創業110周年特別公演『伝説の一日』は、オンライン配信で4月10日(日)23:59まで販売中!(視聴は4月11日(月)12:00まで)